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こんなことがありました。  作者: 金子よしふみ
第三章 出会い
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帰ってから

 クリアファイルの中身を見たのは、アパートに帰ってからだった。感想。いやはや、沢渡ミカ、彼女には脱帽する。

「よくもまあ、これだけ調べられたものだ」

 情報量、質、緻密さ、分析、対応策どれをとっても詳細かつ明瞭に記載されていた。一読して、重要なポイントが手に取るように分かる文面。これで赤点を取る方が難しいだろうという代物である。ランチ一回で「お供え物」を終了させるには費用対効果が不釣り合いだ。彼女はなぜこの物に見合ったものを請求しないのだろうか。

 彼女の顔を思い出してみた。物欲を超越した、この作業、情報の収集と提供自体に使命を担っているかのような顔だった。

「カミ様……てわけか」


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