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知識欲旺盛なだけの公爵令嬢でしたが、千年の血の契約で私を運命づけた吸血鬼の王が、最高傑作にするため迎えに来たそうです

作者:Just Parker
私を見つめる影がいた。
幼い頃、私はそれを守護天使なのだと信じていた。

天使じゃない。千年もの間、私の誕生を待ち続けていた一匹の怪物だった。
私の祖先に血の誓いを立て、生まれ落ちる前の私を、その運命に縛り付けた。
あれは私の創造主にして、捕食者だった。

舞踏会の夜。一つのダンスと、血で交わされた口づけで、
あれは私をこの世界から、家族から、人間性から奪い去った。

あれが私に約束したのは愛だったのか、それとも永遠の隷属だったのか。
今の私には、もう分からない。

ただ一つ分かるのは、私がかれの最高傑作であるということ。
そして傑作とは、創造主の所有物なのだから。
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