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SF作品

新天地


彼等は流浪の民だった。


長い年月苦しい旅を続けている。


肥沃な土地を見つけてもそこには先住民がおり、彼等は迫害され追い散らされた。


先住民のいない土地を見つけても、荒れ果てた不毛の地で永住する事は望めない。


流浪の民達は見知らぬ土地で夜空を見上げ、「何時か新天地を見つける事が出来ますように」と祈り、願う。


流浪の旅に出てからどれほどの年月が流れただろうか?


彼等の前に未開の大地が広がっていた。


先住の知的生物が存在せず、巨大な生物が闊歩し弱肉強食している未開の青い惑星。


流浪の民達は巨大な生物を駆逐して、思い思いの場所に散りそこに根付いた。


流浪の民が新天地に到達してから6500万年の歳月が流れる。


彼等の子孫は苦しい流浪の旅の事など忘却し、先祖がようやく辿り着いた青い惑星地球を汚し互いに争う。


そして先祖が母なる星から流浪の旅に出る事になった轍を、彼等の子孫は踏もうとしていた。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 未来、このようにならないことを願っています。 可能性は大いにあるということを、で、その原因が人類であることを、以前、何かで読んだことがあります。
[一言] 拝読させていただきました。 これぞSFですね。 愚行は繰り返されます。
[良い点] 実際にこれまでの地球にて、過去に5回あった大量絶滅の理由は、火山の噴火や隕石の衝突、気候変動、巨大隕石の衝突などの天災とされていますが、現在、6回目の大量絶滅が進んでいる原因は人間と言われ…
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