第1話 科学館の味噌カツ
私は名古屋地下鉄伏見駅から出てきた。相変わらず酷い混雑だ。何せ2010年度以降は混雑率が140%程度で推移しているとは言え一日平均輸送人員603,000人を誇り都心である名古屋から栄町の名古屋のメインストリート広小路通部分を通るからしょうがない、さて仕事するかなと思ったら、あ。なんだろう。この感じ。...お腹が、 減った。時間は10時58分に千種を出たからなあ。
そういえば白川公園の方からいい匂いがするわ。
このカフェーからか。さてと、メニューは...。定食も唐揚げ、エビフライ...、あ、味噌カツ定食。これにしよう。
「すいません。」
「はい」
「味噌カツ定食お願いします。」
「はい830円になります」
1000円札を渡した私はレシートとブザーを受け取り待つことにした。すると「味噌カツ定食お待ちどうさまー」と聞こえた。「いただきます」ん!?何だこやつ、サクリとした衣と柔らかいモモ肉の旨味と肉汁がそれなりの価値を生み出し更にそこに赤味噌が加わることでより強固な団結感を生み出してる、これで830円は安い。「ご馳走様でした」んー得した気分。これで仕事も頑張れるわ!