それぞれの戦い
「リビィエラ!!」
「珍しく気がきいてるわ、アルメリダ……」
リビィエラはそう呟き、レミアを見る。
「レミア、私は今、どうしようもなくあんたを殺したい……!」
リビィエラから、禍々しい魔力と殺気を感じ取るレミア。
「消えて!!」
ーー速い!!
「重力解放!!」
叫び、突っ込んでくるリビィエラを、レミアは重力魔法で抑えつける。
「ぐっ……!!」
リビィエラを抑え、レミアが問う。
「リビィエラ!ケイはどこ!?」
「ーー知る必要はないわ!『アンチマジックフィールド』!!」
リビィエラはレミアの重力魔法を、『アンチマジックフィールド』で消そうとする。しかし、
「……っ!?」
しかし技は発動せず、身体に痛みが走った。
リビィエラの『アンチマジックフィールド』は、魔獣「リーグリエ」を取り込み力を上げた副産物。初めて使った時はたまたま使えただけーー
そう都合よく使える代物ではなかった。
「ーーなら、こんなもの力づくで破るだけよ!!」
持てる力の全てを解放するリビィエラ。
その左の背中には、ボロボロの一枚の紅い羽。
そして時間魔法の加速。
「あああああああああああ!!」
全力の拳を、レミアに叩きつけるリビィエラ。
その一撃を喰らったレミアは吹き飛んだ。
けれど、すぐ立ち上がる。
「……効くわね……すごく重いわ……」
ーー何かとんでもない執念を感じる……いいえ、「何か」じゃないわね。これは、ケイへの……
レミアは真っ直ぐリビィエラを見据える。
「乙女よね、お互いーー……けどだからって、負けるわけには、ましてケイを渡すなんてわけにはいかないわ!!『六翼印』解放!!」
美しく輝く六枚の銀翼を出し、レミアは吠えた。




