侵入
リビィエラの魔力を追い、異空の城へやって来たレミアたち。
「ここにケイが」
レミアの言葉にレノが頷く。
「そのはずだ。が……ここはなんつーか……嫌な感じがするな……」
ーーなんだこの気配は……ナニカとんでもない化け物がいるような……
ネイも同意する。
「そうですね、不気味な気配を感じます……早くケイさんを見つけに行きましょう」
「で、ここからどう動く?5人で動くか、分かれるか」
リリアーナが問う。
「安全なのは、5人で動くことですが……」
「離れ離れになるのは危険な感じがするわね、ここは5人でーー」
レミアがそこまで言った時、
5人が後方から、不気味な気配を感じ取る。
5人は一斉に後ろを向いた。
「あらあら、招かれざる客がこんなに……どうやってここに侵入って来たのかしら」
そこに居たのは、アルメリダ。
5人は一斉に臨戦体制をとる。
そして、レミアが叫んだ。
「ケイはどこ!!」
「ケイ……?ああ……リビィエラが連れ帰ったあの坊やね……ふふ……そう。あの子を取り戻すためにわざわざこんな所まで。健気ねぇ、『白銀の魔女』レミア」
「いいから答えなさい!ケイはどこなの!!」
アルメリダはレミアの質問を無視し一人呟く。
「そうねぇ……ここでまとめて始末してもいいけれど、あの子たちも退屈しているだろうし、暇潰しを与えてあげようかしら」
「っーー……!ケイはどこって、訊いているでしょう!!」
レミアが魔力を吹き出したその時、
「少しうるさいわよ、レミア」
アルメリダがぱんっと、手を叩いた。すると、
「え?」
レミアは一瞬にしてさっきいた場所から転移させられ、ネイたちと離れ離れにされてしまった。
「ここは……」
ーーしまった、みんなと引き離された……!!
レミアがその事実に動揺していると、
「珍しく気がきくじゃないアルメリダ……」
右目を妖しく光らせたリビィエラが、レミアの前に現れた。




