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魔女の恋人  作者: さくら あきと
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オウカ・タチカワ2

 

「立ち上がったか小僧……しかしけっこうなダメージだろう?立っているのもやっとなんじゃないか?」


 笑うオウカに、ケイは再び魔眼の能力を発動。


 オウカを引き寄せる。


 そして力強く踏み込み渾身の右拳を放つ。


「ふん」


 しかしやはりそれはオウカに防がれてしまう。


 が、ケイは止まらない。


 魔力を拳に込めた全力、連続の攻撃。しかし。


「足らんな」


 オウカはその全てを捌き切ってみせた。


 ーー全部捌くかよ!だが、上半身ばかりを、力任せに攻撃した。


 ーーだから不意を突いたこれはーー……入る!


 ケイは拳での攻撃を止め、腰と魔力を入れたローキックを放つ。


 完全に入ったと思った。


 しかしオウカは、ケイのローを魔力を纏った膝で受けていた。


「……残念だったな。拳から魔力を足に流したのがバレバレだ。それでは「今から下段蹴りを放ちます」と言っているようなものだぞ」


「クソ……!」


 瞬時に離れようとするケイ。しかしーー


「手本を見せてやる」


 離れようとするケイに、オウカは踏み込み、左下段蹴り。


「ッ!」


 ーーなんて威力……!


 あまりの威力にケイの膝が落ちる。 


 そして崩れた所に、


「グハッ!」


 崩れた所に、オウカの右ハイキック。


 血を撒き散らしながらケイが倒れそうになる。が、


「捕まえたぜ」


 ケイは倒れず、オウカの左腕を掴む。


「ふん……」


 ーー掴んだところでーー……


 また防げばいい。と、オウカは考える。


 ーーそう。お前はどんな攻撃にも対応する。なら、分かっていても防げない攻撃をしてやる!


 思い出すのは、リビィエラの攻撃。


 ケイが右の拳に魔力を集中させる。今までよりもさらに高密度の、気を抜けば発散してしまうほどの魔力を。


 ギリギリまで一点集中させた魔力は、紅く、炎のように揺らめく。


 ーーこれは、小娘の……


 ーー『緋花ひばな』!!


 ケイの『緋花』が炸裂した。




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