表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の恋人  作者: さくら あきと
73/90

協力


 ネイを見たセーレが声を荒げる。


「ネイ・ルーゲラー!!」


「久しぶりね、セーレ……」


「『白銀』に加勢にでも来たか……」


「違うわ……私たちは戦う必要なんてないもの……私はただ王女からの伝言を伝えに来たの」


「……リリアーナ様から?」


「そうよ。「今すぐ私とレミアさんと共に城に帰ってくるように」とね」


 ありのままの言伝を伝えるネイ。


 しかし、セーレは二人を睨みつけたまま敵意を消さない。


 そんなセーレに、ネイはため息を一つつく。


「あまり語られたくないでしょうけれど、私にだってあなたにとって王女がどれほどの存在か分かっているつもりよ……だからこそ王女のためにも、少しは人の言葉を信用しなさい」


 ネイにそう言われたセーレは、ネイとレミアに背を向ける。


「余計なお世話だ……城で待つ。ネイ、『白銀』」


 そう言い、セーレは『影の世界』を通り城に戻って行った。


「「一緒に」と言ったのに……まあいいわ。行きましょう、レミアさん」


「ネイ、あなたがここにいるということは……」


「はい。ちゃんと王女には話は通りました。だから」


「分かったわ。行きましょう。リリアーナの元に」


            ⭐︎



「城の前まで来たけれど、城には警備がいるでしょう……どうやってリリアーナの所に?」


「ああ、それなら」


 ネイが何かを言いかけた所で、


「!」


 レミアとセーレはいつの間にかリリアーナの部屋に居た。


「これは……」


「オレの魔法だ」


 レノが口を開く。


「オレの魔法は空間に干渉する……それでチョロっとな」


「チョロっと……」


 曖昧な説明だったがレミアはそれも仕方ないとおもった。


 ーー話ではレノは守護三家、ゼルファ家の血統魔法を継いでいるというし、ここには他の守護三家が二人もいるしね。そんなことより。


 レミアはリリアーナを見る。


「リリアーナ……私をここに呼んだということは私に協力してくれる、そういうことでいいのよね?」


 対して、リリアーナは、


「ああ。事の説明はネイに聞いた……ケイ・アキハナを奪還するのに協力は惜しまない……そして」


 リリアーナが頭を下げる。


「お前を犯人と決めつけ、心も体も傷つけた。すまなかった」


 リリアーナの謝罪を聞いたレミアは、


「いいわ。謝罪は受け入れる。だから、お願い……ケイを取り戻すのに、力を貸して」


 そう言った。


「ああ……!全身全霊で……!!」


 リリアーナが応え、ネイが言う。


「話はまとまったようですね。では行きましょう」

 

 こうして五人はケイを取り戻すべく動き出した。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ