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魔女の恋人  作者: さくら あきと
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レミアvsセーレ


 セーレと入れ替わるようにして、キューブの中にはネイがいた。


 その様子にリリアーナが驚く。


「ネイ……?え?だって今そこにはセーレが……」


 キューブを解きレノが説明する。


「オレの魔法の一つの能力でして……あらかじめ用意してあるキューブの中身を入れ替えられるんです。まぁ、条件はありますが……」


 ーーこれがゼルファ家の血統魔法の一つ、『固有結界こゆうけっかい』……


 リリアーナはレノがゼルファ家の血統魔法の使い手だったのを思い出す。


「これで邪魔者はいなく……いや、こんな言い方は良くないな……セーレはセーレの仕事をしようとしただけだし」


 レノの言葉にリリアーナが反応する。


「それが分かっていても私一人にしたい話があったわけね」


 ネイが言う。


「はいリリアーナ王女。是非あなた様に聞いていただきたいお話が」


            ⭐︎


「ここは……」


 レノの魔法でネイと入れ替わったセーレは、レミアとネイが戦ったあの森に居た。


 ーーこれはレノの能力……?一瞬で別空間に……レノの魔法にこんな能力が……しかし。


「すぐに戻れば良いだけの話」


 すぐに王城に戻ろうとするセーレ。しかし。


「悪いけれど、あなたにはもう少しここに居てもらうわ」


 木々の向こうから声がして、セーレは振り返る。


「貴様は……」


 月明かりで、セーレは声の主のレミアの姿が見えた。


「あまり会いたくはなかったわね」


「何故貴様がここに……そうか!貴様、ゼルファを取り込み王家に対して謀反を起こす気か……!」


「盛大な勘違いね……まぁとにかく、ネイとレノとリリアーナの話が終わるまで、あなたにはここに居てもらうわ」


「ネイ……?そうか、どこかで見た森だと思ってはいたが、ここはルーゲラー家の近くの……まさかあの女までリリアーナ様を裏切るとは……!」


「だから違うと言っているでしょう……とにかく、あなたはここにーー……」


 レミアと話している最中に、セーレは全力で走り出した。


「ちょっと!」


「貴様を始末したいのは山々だが、今はリリアーナ様の安全が第一だ!」


 素早くその場を離脱しようとするセーレ。


 ーーまだ彼女を戻らせるわけにはいかない!


 レミアは手を伸ばし重力魔法を発動。


 その重力がセーレを跪かせる。


 ーー『白銀』の重力魔法……!


「悪いようにはしないわ。だから大人しくーー……」


「戯けたことを抜かすなよ、反逆者」


 セーレは魔法を発動。一瞬でレミアの重力空間から消えた。


 ーー消えた……?どこへ……


 消えたセーレ。しかし次の瞬間、セーレはレミアの影から飛び出し背後から握ったナイフでレミアを襲う。


 ーー後ろ!


 レミアは間一髪そのナイフを躱した。


 しかしその刃が、レミアの髪を切った。


 ーー今のが二人から聞いていたクロフォルト家の血統魔法の一つ、『影魔法』……


 ーー影に潜って私の魔法から離脱、そのまま私の背中を取ったわけね……厄介な魔法だわ。でもそれより……


「よくもケイの褒めてくれた髪を……ちょっとキツめのお仕置きをしてあげるわ」


 レミアが全身から魔力を立ち昇らせる












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