表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の恋人  作者: さくら あきと
53/90

深夜の森の攻防5


 ーー速い……!


 襲い来る凶刃、ネイはそれを右腕を差し出し、止めた。


ぅ……」


 右腕を刺されながらも、『紫電』を使い、ネイが仮面の女に左腕を振るう。


 しかしその拳は仮面の女に簡単に躱されてしまう。

 

「ハァ…ハァ……フフ。まさかまだ上のスピードがあるとは……驚きです」


 ーーその上右腕は、使いものにならなくなりましたね……


 自身の不利。それを承知しながらも、ネイは笑う。そして、


「しかし私はネイ・ルーゲラー、守護三家が一角、当主として、あなたのような逆賊に負けることなど、断じて許さない!!」


 そして己を鼓舞し、魔力を溢れさせた。



 再び『紫電』を纏い、ネイは辺りの木から木へ、そのスピードを活かし、跳び回る。


 木と木の感覚は狭く、そのスピードを見切ることは、常人には至難の業ーーしかし。


「うっ……」


 仮面の女がネイを一瞥した瞬間ーーまたもネイの動きが止まる。


 それはほんの一瞬のこと。


 しかし仮面の女はその一瞬を見逃さず、加速し、ネイに飛び蹴りを放つ。


「うぁ…!」


 それを喰らったネイが空中から地上に落ちる。


 仮面の女はゆっくり、ネイに歩み寄った。


「あら……ずいぶん…ゆっくりしてらっしゃいますね……いけませんよ、油断は」


 血が滴る口元で笑いーーネイは詠唱を口にする。


「『紫電しでん』、『龍撃りゅうげき』」


 魔法の呪文、その詠唱。それは魔法の効果を、通常時より引き上げる。


「!」


「『雷爪らいそう』」


 ネイが左腕を振るうと、斬撃のように雷撃が飛び、その一撃が仮面の女の右腕を切り裂いた。


「……!!」


「お返しです」


 ネイのその一撃により、仮面の女が、『略奪剣』を放し、遠くへ飛んだ。


「さて……第二ラウンドといきましょうか」


 手傷は負わせても、未だネイは不利。


 しかしそれでも、ネイ・ルーゲラーは不敵に笑った。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ