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深夜の森の攻防2
剣を構えた仮面の女が、勢いよくネイに斬りかかる。
ネイは余裕をもってその一撃を躱した。
しかし、仮面の女は追撃の手を緩めず連続で剣を振るう。
その連撃もまた、ネイは余裕をもって躱した。しかし。
「!」
次の瞬間、仮面の女は今までとは比べものにならない速度を出し、ネイに迫った。
剣がネイに届くーーまさにその瞬間、
「『紫電』」
ネイが魔法を発動。
紫色の雷を纏ったネイがスピードを上げ、剣を躱した。
「ーー危ない危ない。……いつ振りでしょうね。私に攻撃が当たりかけたのは」
「………………」
「しかしあなたも人が悪い……そのスピードがあるなら最初から使えば良かったのでは?」
「………………」
仮面の女は何も言わない。
「あら。お喋りは嫌いですか……なら、魔法で語るとしましょう」
その言葉に、仮面の女は剣を構え、ネイは『紫電』の出力を上げた。




