表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の恋人  作者: さくら あきと
5/85

ケイとレミア



「えっ、待ってOKなの?」


 手を握りしめて訊くと、レミアは顔を赤くして、


「お、OKよ。よ、よろしくお願いします……」


 照れるレミアに、ケイが「こちらこそ!」と言おうとした時、


「ん?何だ?」


 遠くからこちらに近づく複数の足音が聴こえた。


「誰かがこっちに?」


 そう零すケイに、レミアは険しい顔をした。


「こんな所にまで……まったく、今から大事な話をするというのに……」


「?どうしたんだ?レミア」


「ちょっとヤボ用ができたの……そうだ、貴方名前は?」


「あ、オレはケイ。アキハナケイだ。あっ、こっちだとケイ・アキハナかな」


「そう。じゃあケイ。私はちょっとヤボ用を片しに行くから、貴方はここでおとなしくしていてちょうだい」


 そう言ってレミアは洞窟の先、近づいてくる足音の方へ歩き出した。


 レミアが行ってしまってすぐケイは考える。


 レミアは普通に行ってしまったが、行かせてよかったのか?と。


 最初会った時の、傷だらけのレミアを思い出す。


 もしもあの足音の正体が盗賊とかだったら?


 それに、魔法なんてモノがある世界だ、もし魔物とかもいるかもしれない。


 対し、レミアは可愛い女の子だ。


「よし!」


 一応自分は治癒魔法とかいうのが使えるし、身体を張れば盾ぐらいにはなれるだろう。


 何かの役には立てるはず。


 そう思いケイはレミアを追った。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ