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リヴィエラとの修行2
ケイの言葉を聞いたリヴィエラは訊く。
「……どうして強くなりたいの?」
「ーー大事な人を守るために」
ありのままの本心を、ケイは伝えた。
その言葉を聞いたリヴィエラは、ぽつりと呟いた。
「そっか……君にはそんな人がいるんだね……」
「リヴィエラ?」
「ううん……何でもない……いいよ。修行つけてあげる」
「!ホントか!?」
「うん。庭に行こう」
こうして修行をすることになったケイは、リヴィエラと一緒に庭へ出た。
「ーー修行と言っても、どうする?私が教えられるのは剣術と体術だけど」
「剣術と体術……」
「うん。オススメはやっぱり剣術かな……多くの人間が剣または自分にあった武器を持っていることが多いし、それに対抗するには剣術が有効だし、魔物も凶暴だしね」
「……いや、体術で頼む」
話を聞いた上で、ケイは体術を選んだ。
「いいけど……理由を聞いてもいい?」
「ーー剣は、いざって時、手加減ができなくなるかもしれないから」
自分でも、甘いことを言っているのは分かっている。
実際ケイはこの世界で死にかけている。助かったのは治癒魔法のおかげと、ただの運。それでも。
「ーー頼む。リヴィエラ」
「ーーうん。分かったよ。それじゃあ始めよう」
こうして、ケイとリヴィエラの修行が始まった。




