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魔女の恋人  作者: さくら あきと
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レミアの覚悟


 リヴィエラとの会話は楽しく、あっという間に時間が過ぎた。


 暗くなった外を見てケイが立ち上がる。


「あっ、もう夜か……リヴィエラ、もう帰るよ」


「そう……」


 リヴィエラも立ち上がり、そしてケイと共に玄関に出る。


「じゃあ」


 軽く手を挙げるケイに、リヴィエラが不安そうな顔で訊く。


「ねえ、ケイ……また来てくれる?」


 ケイは笑顔を見せる。


「ああ。もちろん!」


 それを聞いたリヴィエラも、安心した笑顔を見せる。


「ありがとう。それじゃあ、またね」


「ああ。また」


 こうしてケイはリヴィエラと別れ、宿へ帰った。



 宿へと帰ったケイ。


 しかしまだレミアの姿はなかった。


 そして、何時間か経ち、レミアが帰ってきた。


「おかえり、レミア」


「ケイ、まだ起きていたの?」


「そりゃ、レミア心配だったし、顔を見たかったから……レミア、一体どこにーー……」


 レミアが心配で、どこに行っていたのか聞こうとしたケイ。


 レミアはそのケイに、いきなり抱きついた。


「……レミア?」


「心配しないで、ケイ……大丈夫だから……」


「……本当に?」


「ええ……でも、もう少しこうしていていい?」


「もちろん」


 ケイがレミアを抱きしめる。


 すると、レミアもまた、ケイ抱きしめた。


 ーー待っていてケイ……必ず真犯人を見つけ出して、あなたと一緒に、平穏に暮らせるようにしてみせるから。


 そう、レミアは真犯人の情報を情報屋から集めたり、直に真犯人を探したりしていた。


 その行為には、当然危険が伴う。

 

 だからそこに、ケイを連れて行く気はない。


 ケイにはもう、危ない目に遭ってほしくないから。


 そしてこのことを話せばケイはレミアを心配し、止めるだろう。


 だからレミアは、ケイには何も話さずこの件を全て自分で解決すると決めた。


 ーー待っていてケイ。


 レミアのケイを抱きしめる腕に、ほんの少し力が入った。

 










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