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魔女の恋人  作者: さくら あきと
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紅い髪の少女2


「愚か者めが、くらえ!『ウォーターバレット』!」


 ゲウがケイに手を向けると、ゲウの周りに浮いていた水の玉が、勢いよくケイに向かい飛んで来た。


「……!!」


 ケイはそれを両手をクロスさせて受ける。


ッ……」


 かなりの威力。しかしケイは耐え、ゲウ相手に突っ込み拳を繰り出す。


 しかしゲウは簡単にその拳を躱した。


「当たるか愚か者!」


 そして抜いた剣をケイに振るう。


「そっちこそ、当たるかーー……」


 しかしケイもまた、その剣をバックステップで躱した。が、


 ゲウが笑う。


「当たるさ、くらえ、『魔波斬まはざん』!」


 ゲウは剣に纏わせていた魔力を、剣を振るうと同時に飛ばした。


「グッ……!」


 その斬撃が、ケイを捉えてしまう。


「ゲハハ!愚か者には当然の報いーー」


 ゲウはその一撃でケイは動けない、と思った。しかし。


「まだ終わってねぇよ」


 ケイは一瞬で傷を治癒。


 全力でゲウの元へ駆け出す。


 それを見たゲウは驚く。


「バ、バカな!あの女の時のような軽い傷ならまだ分かるが今の傷を一瞬でーーぶぁ!」


 何かを喚くゲウだったが、ケイはお構いなしに全力で殴った。


 結果、ゲウは盛大に吹き飛んだ。


「ハァ…ハァ……」


 しかしーー


「クソがぁ!!」


 血反吐を吐きながらも、ゲウは立ち上がった。


「もう許さん!殺す!!」


 殺意を全開にするゲウ。


 その時、紅い髪の少女が、


「見苦しいよ、あなた」


 そんな声がして、ゲウは何故か遠く離れた場所に居たはずの紅い髪の少女の元に居た。


「……は?」


 ーー何故オレがここにーー……


 ゲウが考えていると、


「私も返すね」


 そんな声がして、紅い髪の少女がゲウに拳を叩き込んだ。


「ぶらぁ!!」


 その拳をくらったゲウは、ケイに殴られた時以上に吹き飛び、外壁に埋まった。


 そして紅い髪の少女は、ケイに駆け寄り手を取る。


「この騒ぎで、すぐに騎士団が来る。行こう」


 そう言って、紅い髪の少女は、ケイを連れて早足でその場を去った。


 









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