新たなクエスト4
階段を全て降りたレミアの前に、一つの扉。
レミアは躊躇なく扉を開いた。すると、
大量のゴブリンが、波のように押し寄せる。
レミアは反射的に重力魔法を使用。
大量のゴブリンを地面に押し付ける。
しかしレミアの重力が届かない遠距離から、
「ギ、ギ、ギャ!」
一匹の、他とは明らかに違うゴブリンが両手から雷撃を奔らせた。
「ゴブリンシャーマン……魔法を使えるレアタイプね。でも」
ゴブリンシャーマンの放った雷撃もまた、レミアに当たる前に地面に落ちる。
「その程度のサンダーボルトじゃ私の重力は超えられないわ……よ!」
レミアは魔力による身体能力強化で一瞬でゴブリンシャーマンに近づき、飛び膝蹴りを叩き込んだ。
「べギャ!」
その一撃で、ゴブリンシャーマンは絶命。
「さて、そこのゴブリンも邪魔ね。炎よ舞い踊れ」
レミアは炎魔法を使用、レミアから出た炎が、地面に倒れるゴブリンたちを焼き尽くす。
「さて……」
レミアは更に進みつつ考える。
この程度のゴブリンたち相手なら、ケイに危害が加わることはない。
ここでケイを呼ぶか、それともここで自分一人で片付けてしまうか。
進んだ先にまた扉。
「いいわ。手早く片付けて、早くケイのところに帰りましょう」
そう決め、レミアが扉を開けると、そこは大きな広間になっていた。
しかし、そこには一匹のゴブリンもいない。
「……?もう全部のゴブリンを倒しちゃったのかしら」
掌に炎を灯し、広間を調べるレミア。
すると、土の壁に、穴が開いているのに気付いた。
その穴は、上に続いている。
「……!」
ーーしまった!群れのボスと、数匹のゴブリンはこの穴から地上へ。
そしてこの巣の近くにはーー……
「ケイ!!」
レミアは全力で元来た道を引き返した。




