初クエスト3
「ここね」
ケイとレミアが王都の中心部から移動して十数分、二人は王都ハズレの街、バルチェンに着いた。
「さて、まずはクエストを依頼したこの街の代表に会いに行きましょう」
歩き出すレミアに、ケイがストップをかける。
「ちょっとちょっとレミアさん?降ろしてくださらない?」
そう、レミアは未だにケイを抱きかかえていた。
「あっ、ごめんなさい。忘れたいたわ……でも、私はまだこのままでもいいわよ?」
そう笑うレミアに、ケイは顔を赤くする。
「恥ずかしいよ」
「はいはい」
レミアがケイを降ろす。
「じゃ、行きましょうか」
「おう!」
そうして二人はクエストを出した街の代表の家へ向かった。
「ここね」
歩くこと数分、二人は代表の家へ着いた。
レミアが玄関の扉を叩く。
「すみません、ギルドからやって来た冒険者です」
「はい」
すぐに、玄関の扉が開かれる。
顔を出したのは初老の夫婦だった。
「冒険者さん、わざわざ来ていただきありがとうございます。さっ、中へ」
案内されるまま、二人は応接室らしき部屋へ通された。
ソファに腰かけた二人に、代表の奥さんが紅茶を出してくれた。
「ありがとうございます」
二人はお礼を言い、そしてレミアが本題を切り出す。
「それで、依頼されたクエストの件ですが」
レミアが言うと、代表は渋い顔でクエストの件についつ語り出した。




