冒険者ギルド
「ん……」
朝、ケイが目が覚ますと、そこにはレミアが横たわりながらケイを見つめていた。
「あら…もう起きちゃった?私としてはもう少しあなたの寝顔を見ていたかったのだけれど」
そう笑うレミア。
「は、恥ずかしいよ」
ケイは慌てて飛び起きる。
「ふふ……顔を洗ってらっしゃい。朝ご飯を食べに行きましょう」
「うん」
そんな朝があり、二人は朝食を摂りに宿の食堂へ。
朝の食事を摂りながら、ケイがレミアに質問する。
「それで、レミア。今日はこれからどうする?」
「今日はこれから、冒険者ギルドへ向かうわ」
「冒険者ギルドーー……」
ーーおおっ、ラノベやアニメでたくさん見たあそこか。
「そこでクエストを受けてお金をもらいながら、情報収集をするわ……行きましょうか」
「おう!」
朝食を食べ終えた二人は、そうして冒険者ギルドへと向かった。
「宿からギルドまで近くて助かるわね。当分はあの宿が拠点だから……ケイ?」
ギルドへの道すがら、ケイのテンションが下がっているのをレミアは感じた。
「どうしたの?調子が悪い?」
「ああ、すごく……」
その言葉を聞いて、レミアが後ろを歩くケイにしがみつく。
「いけないわ!今すぐ自分の治癒を……!」
慌てふためくレミアに、ケイは言う。
「だって宿の部屋を出てからずっとレミア、フード被った顔隠してるじゃん。レミアの顔が見れないと元気出ない」
そうため息を吐くケイの頭を、レミアが軽くチョップする。
「心配して損したわ」
「いやいや、レミア。オレにとっちゃ、重要な問題なんだが」
真剣な目をするケイに、レミアの顔が熱くなる。
「そ、そう、じゃあ早くこの問題を解決しましょう」
フードで赤くなった顔を隠し、そう言うレミアに、ケイは頷く。
「ああ!もちろん!」
「ええ。そのためにまず、ここに入りましょう」
こんな会話をしながら、二人は冒険者ギルドへ足を踏み入れた。




