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強くなるために2
「ふふ。これで魔力は出せるようになったわね。さすがよ。ケイ」
「……ん〜〜」
「ケイ?どうしたの?」
「いや、なんかもっとイケるなと思ってさ」
「え?」
言うと、ケイが魔力の出力を上げた。すると、
「きゃ!?」
ゴゥッという音とともに、ケイの纏う魔力の勢いがハネ上がった。
レミアが驚く。
ーーこれは、なんて魔力出力……そしてこれだけの魔力を噴出しているにも関わらず全く魔力切れの気配がない……なんて魔力の総量なの……
「どうした?レミア」
驚愕するレミアを怪訝に眺めるケイ。
「ーーすごいわ、ケイ。これだけの魔力出力、魔力量……これだけであなたは間違いなく強い」
「え?マジ?」
「ええ。ケイ、魔法師は魔力を魔法に使うだけじゃなく、魔力を纏い身体能力強化なんかにも使うの……それだけの魔力があれば……ケイ、あなたに他の魔法が発現するかは分からないけれど、身体能力強化だけで十分な武器になるわ」
「ヨッシャ!……アラ?」
フラつくケイを、レミアが支える。
「急にそんなに魔力を放出すれば当然の反応ね……ケイ、今日はもう休みましょう」
「ああ……」
夕食を摂り、シャワーを浴びて、二人は休むことにした。




