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第4話 アレク視点1

 「やっとあのポンコツを追い出すことができたな~」と

 【結合する絆(ユニティーフォース)】のリーダーアレクはいう。


 「俺たちAランクパーティに役立たずは要らねーな。それよりリーダー、女募集しようよ」とキッドマン。

 「悪いやつではなかった……。だが実力不足だったのも事実だ……」とバルボッサ。


 ギルドに行き、《Aランクパーティ【結合する絆(ユニティーフォース)】メンバー募集中》と貼り紙を掲示板に載せてもらい注意事項を記載。

 《募集要項・・・・やる気のある女性冒険者。戦闘未経験者でも大募集!!能力に応じて随時報酬を支払います。和気あいあいとしているパーティなので楽しい冒険に出掛けましょう》

 

 「よし、後は応募を待つだけだ。その間にサクッとクエスト1つこなしに行くか」


 A級クエスト

《アリアケ洞窟に住まうオークジェネラル

             1頭討伐 (報酬14000G)》


 クエスト用紙を剥がし、受付嬢に手渡す。


 「オークジェネラルの討伐ですね。手強い相手ですが、お気をつけて。ご武運をお祈りします」


 今までは武器以外はアキラが持ち運びをしていたが今日からはそういう訳にはいかない。

 各自、必要最低限の道具をリュックに詰めて出発。



 「おい、飯だ。ってあいつはもういなかったな」


 各自、リュックに入れてある携帯食料を取り出し食べる。腹も膨れ、再びアリアケ洞窟へ目指して歩く。



 

 「よし、到着だ」

 「やっとオークジェネラルのお出ましだな。アレク、俺がやっちゃっていいか?」

 「あー好きにしろ」

 ランスを構えて突進するキッドマン。

 だが、オークジェネラルはランスを掴んでそのまま壁に投げ飛ばす。

 「アウっ!」


 「情けないやつだな。俺の竜魔剣ドラゴニックソードの餌食にしてやる」

 オークジェネラルに斬りかかるアレク。

 「やあーー!」ザクッ。腕でガードするオークジェネラル。

 

 「な!?浅かったかっ」

 「ンゴーっ!!!」


 オークジェネラルの振り回した腕がアレクの体にモロに入った。


 「げふっ。だ、ダメージをおった。どこか折れたかもしれん。誰かポーションかしてくれ」


 さらに追い討ちをかけるようにアレクに攻撃を仕掛けようとするオークジェネラル。

 バルボッサが間に入り大斧でガード。なんとか食い止めてはいるが、それもいつまで持つかわからない。


 「……ポーションなんて持ってきてないぞ……。そもそも…そんなもの最近じゃ殆ど使ってなかったからな……」とバルボッサがいう。

 「ち、ちくしょー。ひとまず撤収して体制を整えるぞ」


 ギルドに引き返して受付嬢にクエスト失敗の報告を済ます。


 「クソ、イライラするぜ。全く。今日は何故かいつもの調子が出なかった」

 「……」バルボッサ

 「そんな日もあるさ」キッドマン

 「クソクソっ。ポーションも買うはめになって、とんだ赤字だぜ」


 気を取り直してメンバーの応募がきていないか受付嬢に尋ねる。


 「今のところ4件の申し込みがございます!冒険者ライセンスを確認しますか?」

 

 「おっ!まじか!」

 アレクは早速ライセンスを確認。

 

 Dランクのクレハ

 アイテム使い。給料面で要相談。

 自分の役割はきっちり果たします。


 Cランクのイーファ

 弓使い。ソロでも実績多数。

 やる気いっぱいです。


 Aランクのエリシア

 白魔道士。特技はエンチャント。

 現在、某パーティに所属している為

 待遇次第では移籍を考えなくもない。


 駆け出し冒険者のパルル

 クエスト未経験ですが精一杯頑張ります。



 「チっ。やベーのが混じっていやがるな。アキラの代わりならだれがやっても同じだろ」

 険しい顔で考え込むアレク。

 「一番可愛いのはパルルだよな。パルルにしねーか?アレク?」

 「珍しいなキッドマン。そうだなこいつにしよう」

 

 受付嬢にパルルに内定を伝えてもらい、明日から来てもらうように取り次いでもらう。


 「手続きはこれにて終了です。メンバー募集に伴う事務作業5000G頂戴(ちょうだい)致します」


 「けっ。ほらよ」アレクはギルドに5000Gの支払いを済ませる。


 「確かに受け取りました。またのご利用お願いします」

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