表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/31

第17話 ナンパ

 「ごめんヨハン、ちょっとお手洗いに行くから先に行ってて」


 「わかった、先に行く。また後でな」


 アキラが素材(ロックドラゴン)を持っている。その為、特にやることが無いヨハンは素材買い取り商人と談笑していた。


 「お、ヨハンの旦那!今日も良い素材持ってきてくれたかい?」


 「ああ、期待してくれ。なかなかのモノを持ってきてやったぞ。その代わり高値で買い取ってもらうがな」


 「ハハハっ。勘弁してくれよヨハンの旦那~」


 それにしてもアキラの奴来るのが遅いな……。迷子か?

 少し様子を見に行くことにする。



 「いいじゃねか嬢ちゃん。俺たちと遊びにいこうぜ~」

 なにやらガラの悪そうな2人組に絡まれていた。


 「あの何度も言ってますがお断りします。急いでるんで」


 「いや、行かせないよ~ん。俺たちと良いことしに行こうぜ~」

 1人が注意を引いてる間に、もう1人の手がアキラの体に忍びよろうとしていた。


 「パシっ」手を思い切りはたく。

 

 「痛てっ、……どこのどいつだ!?」

 

 「俺の仲間に何か用でも?」

 

 「げ?誰かと思えばあのAランクのヨハンじゃねーか」


 ヨハンはアキラの手を掴んで引っ張る。

 「悪いが君たちを相手してるほど暇じゃないんでね。失礼するよ」


 「あ、ありがとう…」

 「遅いと思って来てみれば……。俺から離れるんじゃないぞ」


 今度はアキラも連れて先ほどの商人のところへ行き、素材(ロックドラゴン)の買い取り査定してもらう。


 「ヨハンの旦那、こいつは良いな。40000Gで買い取らせていただきやすぜ」

 「いや、50000Gでお願いできないだろうか」

 「それはさすがに厳しいですぜ旦那~」

 アキラも一緒にお願いする。

 「そこを50000Gでお願いできませんか?」

 「かぁ~。仕方ねー、こんな可愛い嬢ちゃんに言われちゃ〜な。わかった、45000Gで買い取ろう」


 交渉も上手くいきボルグたちがいる酒場へ向かう。


 「お~い、こっちだヨハン」

 「こっちよアキラ~」


 今日のクエストの打ち上げをする。


 「俺たちはかなりレベルアップし、これからもAランクだろうが難なくクエストをクリアすることができるだろう」


 「やるのか?ヨハン」


 「ああ。ヘルドラゴンを討伐しにいく日もそう遠くはないだろう」


 気合いを入れ直して再び乾杯し酒を飲む。


 「アキラお前は最高だ。お前が来てくれたおかげで俺の大砲(キャサリン)(つや)が良くなったと思わねーか?」


 「う、うん。そう思うかも……」


 「やめなさいよボルグ。それよりもアキラ、キスしましょ」

 エリシアはアキラにキスを迫るが、見かねたボルグが二人を引き離す。

 「飲みすぎだろ、お前」

 「だれに向かってお前ですって〜!?」


 「そろそろお開きにするぞ。先にボルグと支払いを済ませておく。二人はここで待っててくれ」


 

 支払いを済ませ、エリシアとアキラのいるところへ戻るヨハンたち。


 「エリシアちゃ~ん。俺たち【筋肉兄弟(マッスルブラザーズ)】に移籍しないか?そっちの可愛いお嬢ちゃんも一緒にさ~」


 ハ~っと溜め息をつくヨハン。

 ちょっと席を離れた間にまたナンパされている。確かに2人は抜きん出て可愛いのは間違いない。だが、こうもこういう輩が絶えないのは面倒だ。


 「俺たち、ガイガーと弟のゴイガーは今はBランク。でもエリシアちゃんたちが加わり俺たち兄弟の筋肉があればAランク、いやSランクまでいっちゃうかもよ~」


 「悪いけど私たち、弱い男に興味は無いの。ね~アキラ」

 「そういうことだ。悪いが他をあたってくれ」 

 後ろから話に割り込み、さらに(にら)みをきかせるヨハン。

 「っチ。覚えてろよ」


 ヨハンの圧力に負け、あっさり退散する

筋肉兄弟(マッスルブラザーズ)】。


 魔物だけでなく、冒険者たちにも注意が必要だと感じる1日になった。


 この作品を読んでいただきありがとうございます。

 ブックマークして読んでもらえると大変嬉しく思います。


 是非とも↓にある☆☆☆☆☆で評価いただき

作品の応援をしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ