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いつか歌にしたい詩  作者: 曰
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笑って

どんな言葉でアナタを飾ろう これが唯一出来る事

もしもアナタに出来る事があるなら なんでもしよう


アナタに色々語ろう 返事はなくていい

微笑むアナタに ふと安心する


あの日見つけ半分にし 押し花にした四つ葉のクローバー

『これを持っていれば私達はずっと一緒だよ』

一瞬アナタが笑って差し出してくる幻を見た

大丈夫、アナタを救うから『夢』から覚めよう?


眠り続けるアナタが大事そうに持つ半分に 残りの半分を持たせた

風が吹き荒れアナタは瞳を開いた 代わりにこの体は徐々に消えていく


『笑って』


アナタが泣き叫ぶ


『笑って』


亡くなった人の幻をアナタは夢に封じ込めた

朝が暮れ夜が来、夜が明けて朝が来る


『笑って』


アナタが泣きながら手を伸ばしている


「笑って」


そう言うとアナタはビックリした顔をした


「バカだなもう。もう一度泣きながら別れるの?」


アナタは涙を拭き


「またどこかで!」


そう言い笑った

だから


「当たり前じゃん!」


笑い合い本当の別れを告げた・・・




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