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催眠でハーレム構成しているクズ野郎の日常は俺がぶっ壊す  作者: 気候カナタ
First Mission. 金髪ギャルを魔の手から救出せよ!!
6/6

第6話

今回はいつもより短いです。

ごめんなさい。


「やっと解放された・・・・。」


俺は昇降口で一人ため息をついた。

やっとあの書類地獄から解き放たれたのだ。

ため息ぐらいは許してほしい。


「あんのくそババア。自分の書類が期限に間に合わないからって教え子に手伝わせるとか職権乱用じゃねぇかまったく」


おかげで中野とは接触できなかったし。

どうしくれるんだよまじで!!

思い出したら腹立ってきたし!!


少しイライラしながら外を見ると雨が降っている。

天気予報の通りになったらしい。

なかなかの土砂降りだ。


傘立てにさしておいた傘をとると、ちょうど横からも俺と同じようなため息を吐く音が聞こえる。


あぁ~きっと雨が憂鬱なんだろうな


そう思ってチラッと横を見るとそこには中野真実が空を見上げながら突っ立ていた。


・・・・・・・ってお前だったんかい!!!!!


「あ、変態の神谷だ」


しかも気づくんかい!!!!!


「おい、変態は心外だな」


「だってあたしの漏らすところ見たそうだったじゃん」


「全然ちがーーーう!!」


中野の中では変態扱いされてたの!?

美少女の漏らすとこ見るような?

超絶性癖歪んでるじゃねぇか!!


「てか神谷何してたの?一人エッチ?」


「お前ほんとそういうことは言わない方がいいぞまじで。あとしてないから」


「ふーん。じゃ何してたの?」


「あらかわちゃんの尻ぬぐい」


「・・・・それって下の話?」


「え、まさかのスケベキャラなの?」


こいつ素の表情で聞いてくるから冗談かマジなのか全然わからん。

でも校内でしてたくらいだからやっぱりそういうキャラなのか?

でも、催眠だしな。

うーん。


そんなくだらないことを考えているとふと気が付いた。


「そういう中野こそ何してたんだよ?」


いつも颯爽と教室からいなくなるくせになんで今頃になって下校してる?

まさかのヤってたの?

盛ってたの?

俺がヒーヒー言いながら書類の整理してる間に?

小田倉死すべし慈悲はない。


「んー?教えなーい。べー」


そういうと舌を出しながらこっちを振り向く中野。

すごいギャップがあって思わずドキッとしてしまった。

しかも髪を耳にかける動きがなんかエロい・・・。

俺としたことが不覚だ・・・・・・。


そして俺はまたも気づいた。

中野の手に傘がないことに。

ついでにぜんぜん傘を探すそぶりも見せないことに。


「お前傘は?」


「忘れた。降るとか思ってなかったし」


そういうと中野は露骨に嫌そうな顔をして空を見上げる。

ほんとに傘を持ってきてないようだ。


そこで俺は思いついた。

放課後の埋め合わせができる最適解を。


「・・・・・傘入ってくか?」


「・・・・・いい」


「でも帰れないだろこれじゃあ」


「止むの待つからいいし」


「これは止みそうにないと思うんだが・・・・・・」


「いいったらいい!!」


意地でも相合傘を断る辺り小田倉に申し訳なさでも感じているのだろうか。

ならばその小田倉に対する忠誠心的なやつを逆手に取らせてもらおうじゃないか。


「でも風邪引いたりしたら学校休むはめになるぞ?」


「ッッッッ!!」


俺の一言で中野の顔が一気に歪む。

ふふふ。

そうだろう。そうだろう。

雨に当たると風邪を引く。

風邪を引くと体調が悪くなる。

それでもやっぱり小田倉に会いたいから学校に行きたくなる。

でも風邪を移してしまうことになるから結局休むことになる。


つまり中野は風邪を引くと学校をほぼ100パーセントの確率で休む。

となると風邪を引きたくない中野は必然的に俺と相合傘をすることになる。

最強すぎるこの案。

天才かもしれん。


「そ、そうだね。それは困るわ。うん。入っていくわ」


「どうぞどうぞ。お構いなく」


さてあとはネコカフェに二人だけで行くように誘導するだけだ。


相合傘決戦開幕。



投稿が遅くなってしまい申し訳ございません。

お伝えしていたように現在大学受験が迫っていて、ほんとに隙間時間で執筆しています。

でもその少ない隙間時間で短編なども書いてしまいまして・・・。

そっち書く暇あるならこっち書けよとは自分でも思っているんですが、思いついたアイデアを野放しにするのももったいなく感じてしまって・・・・。

ほんとにすいません・・・。

これからも遅筆が続くと思いますが温かい目で見守って頂ければ幸いです。


よろしければ感想、評価、ブックマーク等よろしくお願いします。

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[良い点] 更新お疲れ様です。 話の続きは勉強の息抜き程度にでも、作者さんのペースで無理せず頑張ってください(._.) 同じ受験生として、読者としても応援してます
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