第138話「寝起きのいちゃいちゃ」
「――すぅ……すぅ……」
朝になり、目を覚ますとかわいい彼女の寝顔が目の前にあった。
アラームよりも先に目を覚ましたことで、寝顔を見ることができたようだ。
そんな彼女は、現在俺の腕を枕代わりにしている。
愛おしすぎて、ギュッと抱きしめたくなった。
――もちろん、起こすのは可哀想なので、そんなことはしないが。
「昨日のシャーロットさん、かわいかったな……」
かわいい寝顔を見つめながら、昨日顔を真っ赤にしながら取り乱していた彼女の姿を思い浮かべる。
耳が弱いことは知っていたけど、昨日の反応を見るにかなりの弱点なようだ。
シャーロットさんは嫌がるような態度を見せていたけど、その後の態度を見るに多分本気では嫌がっていない。
というかこの子、多分見かけによらずMなんだと思う。
どう見ても、嫌そうにしているように見えて、期待しているように俺の顔を見ていたもんな……。
あまりそっち系の知識はないけど……頑張らないと……。
「んっ……」
そんなことを考えていると、シャーロットさんの目が薄っすらと開いた。
彼女もアラームより先に目が覚めたらしい。
「おはよう」
「あっ……おはよう……ございます……」
声を掛けると、寝ぼけ眼で挨拶を返してくれた。
寝ぼけていてかわいい。
そのまま彼女は、なぜか俺にすり寄ってきた。
そして頬をスリスリと俺の胸に擦り付けてくる。
「えへへ……」
甘えてきているシャーロットさんは、とても幸せそうに笑い声を零す。
寝ぼけているせいか、いつも以上に甘えん坊になっている気がする。
しかし――当然、俺としても甘えらえるのは嬉しいので、何も問題はない。
「よしよし」
俺はシャーロットさんの後頭部を優しく撫でる。
こういった朝を迎えられることは、とても幸せだった。
――なお、意識がはっきりとしたシャーロットさんはとても恥ずかしそうにしていたけど、今更だと思う。
ちょっと本当は、これの1つ前に話があって、先週更新する予定だったんですけど…
少し過激で運営さんに注意されるかもな、と思い断念しました…。
また、
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
ですが、
後5日(3月25日)で第6巻が発売します!
5巻あとがきに書いてあります通り、
二人が大人になる予定の巻です(≧▽≦)
とてもかわいいシャーロットさんを見ることができますので、
是非是非よろしくお願いします♪
(『お隣遊び』は過去に当日売り切れという報告がよくありましたので、
今からでもご予約して頂いたほうがいいかもしれません…)
口絵も1つ結構刺激的だったため、
こちらにて公開できませんでしたので、
そちらも書籍にてご確認頂けると嬉しいです♪
『お隣遊び』は
WEB版と書籍版では展開が大分違い、
1、2巻はオリジナル要素・書き下ろし満載、
3~6巻はほぼ書き下ろしですので、
既にWEB版をお読みの方にも楽しんで頂けると思います♪