雨
あめが すこし ふっています
ぼくは きょうも げんきにかなしく
いきています
たのしく つらく かなしく
いきているのです
あめが すこし つよくなりました
ぼくの ほかの ひとたちも
みんな たのしく
いきています
みんな かなしく
いきています
みんなのなかに ぼく がいて
ぼくのまわりに みんな がいる
それは あたりまえ なのかも
しれませんでした
もしも ぼく いがい
みんな いなくなったのなら
ぼくは まよわず
いのちを じぶんのてで
たつでしょう
でも それは しかたがないことなのだと
おもっています
このしゅんかんにも
だれかは かえる
そしてまた
だれかが うまれる
むかしから それは
つづいていて
いまでもかわらず
つづいています
あめが もっと はげしく
なってきました
きっと そらも
かなしいのです
あんなに げんきな
たいようが
みえなくなって
かなしい くも
また また
あめが つよく
なりました
いまは ぼくは いえのなか
おとだけをきき
かなしんでいます
そらからの むすうのてがみ
それと なみだ という
しずく
あめが はげしさを ましました
そらは いかりくるっています
なきさけび なげいています
雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雫雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨悲雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨涙雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨涙雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雫雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨
あめが すこし よわまって
よぞらがかおを だしました
ぼくは いまも いきています
そして あしたも いきています
きっと きっと
そう しんじています
あめが やっと