表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

冒険者ギルド

昨日で600PV行きました!

ありがとうございます!


あと……出来れば感想が欲しいんですが……

自分の作品がどう思われてるか知りたくて

是非お願いします!


 服屋を出たレイはそのまま大通りを歩いた。そして、しばらく歩くと周りの建物の倍はあるだろう大きさの四階建ての建物の下にたどり着いた。

 

 レイはワクワクしながら冒険者ギルドのレイの二倍ぐらいある扉を開けた。

 レイが中に入ると、まず酒の匂いや食べ物の匂いがレイの鼻の中をくすぐった。そして、レイは気づいた。自分が異様に注目されているのだ。

 レイはギルドの中を緊張しながらまっすぐ歩き奥にある受付嬢らしき人達が接客をやっているカウンターに行くと、一番空いてる受付嬢のカウンターに向かった。

 

 レイは他の受付嬢に最低五人くらい並んでいるのに対し、一人も並んでいない受付嬢のカウンターに来た。

 

「用件はなんでしょうか?」

 

 レイがその受付嬢のカウンターの前に立つと受付嬢はやや不機嫌そうな、だが綺麗な声でレイに話しかけた。

 

「えーっと、冒険者ギルドに登録したくて来たんだけど」

 

 そうしてレイが用件を喋ると受付嬢はカウンターの下の棚から何やら紙を出した。

 

「これに必要事項を書いて。それで終わったら見せて。あと、登録に銀貨一枚必要だから頂戴」

 

「あ、はい。ありがとう」

 

 そして、レイは銀貨一枚を渡し紙を受け取るとそこには名前、性別、武器、戦い方、そして加護というものが異世界の文字で書かれていて、レイは何故か読めたり書けたり出来てしまう文字に不思議な気持ちとなりながら書いていった。

 だが、レイは加護と言うものがステータス欄になかったのでそれは受付嬢に聞いた。

 

「あのー、加護ってなんでしょう?」

 

 レイが受付嬢に質問をすると受付嬢はポカンとした顔になり質問に質問を返した。

 

「え? あなたもしかして加護持ってないの? あなた教会に行った?」

 

「は、はぁ、教会に行って無いんだが……もしかして行かないとダメなのか?」

 

「あ、あなた何で10歳にもなって教会に行ってないの……普通みんな10歳になったら行くはずなのに……」

 

 と、呆れながら言う受付嬢にレイは何を言っているんだろうという顔で明らかに間違っている年齢を正した。

 

「あの、俺15歳なんだけど」

 

 すると受付嬢はまたポカンとした顔になり驚き始めた。

 

「嘘、あなたどう見ても10歳位にしか見えないわよ? それに15歳でも教会に行ってないとか有り得ないわ」

 

 そして、受付嬢はギルド内では滅多に見せないと言われている感情を表に出して驚いた。(レイは知らないが)

 

「あはは、最近何だか妙に若く見られるけど15歳です」

 

「はぁ、そうなのまぁいいわ、それで加護のことについてよね?」

 

「あ、はいお願いします」

 

 そして、レイが頼むと受付嬢は加護について話し始めた。

 

「教会には“神々のオーブ”というものがあってそれに手をかざすとその人に神々が与えた加護が映し出されるの。あと、その加護によって能力の上昇補正がかかるからいい加護貰えるように頑張りなさい?あ、加護は教会にお祈りをすると、増えてたりレベルがアップしてたりするからこまめに見た方がいいわよ」

 

 そう言って説明を受けたレイは納得した。

 

「後はギルドカードだけど今もってくるからちょっと待ってて」

 

 そう言って受付嬢は接客をするカウンターより奥の部屋に入っていった。

 

 他の冒険者に絡まれることなく待っていると受付嬢が来た。

 そして、レイに木のカードを渡した。

 

「はい、あなたのカード、木はFランクの証ね、ちなみにランクが上がる度に素材は木、鉄、魔鉱石、銅、銀、金って上がっていくから。まぁその上もあるけどあなたは行かないと思うから教えなくてもいいよね」

 

 レイにそう言うとレイはこの受付嬢がレイには行けないと言ったランクまで上がってやろうと内心思っていた。

 それと同時に少し馬鹿にされた気分で機嫌が悪くなった。

 

「それでは私からは以上。他になんかある?」

 

「いえ、何もないよ、ありがとう」

 

 そう言ってレイは冒険者ギルドから出ていった。

 もちろん次の目的地になった教会に行くためだ。そして、レイは空を見て何故かある太陽が空の一番高いところにあることを確認し、昼飯を食べないとなっと思っていた。

 この世界では六回鐘がなりそれで時刻を表しているとユリに聞いた。

 その時丁度昼の鐘がなった。

 

 ゴーンゴーンゴーン

 

 レイは少し歩き、串焼きを売っている屋台があったので串焼きを五本と教会の場所を教えてもらうことにした。

 

「おじさん、串焼きを五本頂戴」

 

「はいよ、銅貨一枚だ」

 

 レイは銅貨を一枚、日本円で千円を渡すと紙袋に入った串焼きを五本貰った。

 

「そういやおじさん、教会ってどこにあるか分かる?」

 

「おう、分かるぞ、教会は少しこの大通りをまっすぐ行ってそこで十字路があるからそこを左だな、そんでしばらく行くと冒険者ギルドの一回り小さい十字架が屋根に乗ってる建物が教会だ」

 

「お、ありがとうおじさん、はい、これ情報量」

 

 レイは道中にユリから聞かされていた情報を手に入れるには常にお金が必要と言われていたので銀貨一枚。日本円で一万円を渡した。

 

「お、ありがとなって流石に銀貨一枚は多いからもう少し情報を教えてやる」

 

 そう言っておじさんはレイに残りの代金分教会の情報を伝えた。

 

「俺が高ランクの冒険者から聞いた話なんだけどよ、教会に行くと加護の他にスキルが与えられたりランクが一つ上がったりするんだとよ。そんで、そのスキルとか貰える対象だがなんだが、なんでもレベルが一定以上達してる者に与えられるらしいからお前さんレベルあげ頑張りなよ」

 

 と言ってガハハと笑い情報を教えてくれた。

 

「おじさんありがとう。丁度教会について聞きたかったから助かった」

 

「おう、それじゃまた来いよー」

 

 レイはそうしておじさんと別れると大通りを左に曲がりしばらくして教会が見えたのでそこに入った。

 

ブクマ、感想できればお願いします

ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ