出会いのキッカケは…ソシャゲ??
この物語はオタクゲーマーの主人公が、
とあるキッカケで女性と知り合い、
恋をするお話である。
兵庫県と香川県が主な舞台になると思うが、はじめのほうは…?
「じゃあ…俺がさーちゃんの最後の人になるで」
言い方は悪いんだけど、その時の流れというか、多少勢いで放った言葉ではあった。
でも、これはあとで聞いた話だが、それが彼女にとっては、彼女が生きてきた中で一番、響いた言葉だったそうだ。生きてきた中で一番は言い過ぎな気もするけど。
最後の人ってなんだ?ていう話。まぁその時のことも追い追い話すかもなんだけど、一応どういうことかを簡単に解説しておくと、
「わたし、もう恋人なんていらんねん。付き合ってはじめは楽しかったり、色々あっても結局、嫌なことがあったり、別れることになるんやもん」
これは彼女のセリフ。うん、まぁわからんでもない。人間って、出会いもあれば別れもある。一生を添い遂げる、もちろんそのほうが良いに決まってる。が、しかし。ダメなパターンのほうが多いような気はする。もちろん、これは俺の勝手な想像だ。
「じゃあ、こうしたらいいんちゃうん?その人と別れんかったらいいんやろ?さーちゃんにとって、その人で最後になる恋人がおればいいっていうことなんやろ?」
「うん」
「じゃあ…俺がさーちゃんの最後の人になるわ。それでいいやろ」
こういう流れである。
まぁ普通なら、こういう時って、少しは感動したんなら、それなりの返事が来てもいい気はするんだよな。ただ、ここは彼女のいいところ…というか面白いところなんだけど。
返ってきたメールの返事は
「うるうる」
って、フキダシが付いた涙目のウサギのスタンプだった。完全にフザケてるだろ。あ、でもそれは彼女にとっては大真面目なのだ。
そうそう、まず初めに自己紹介と、彼女と知り合った経緯を説明しないとだよな。
◇ ◇ ◇
俺の名前は凰太。39歳。兵庫県神戸市に住んでいる。
仕事は接客業。まぁ業種に寄るんだろうけども、土日祝は休みがなくて、平日にバラバラに休日を取っている。趣味は特にこれと言ったものは無くて…あ、まぁたまにギターを弾いたり、歌ったりするくらいかなぁ。下手くそなんだけど。完全に趣味の領域である。
んで、彼女と知り合ったキッカケは…あまり大きな声じゃ言えないんだけど…スマホのゲームなんだよ。ソーシャルゲーム、俗にソシャゲと呼ばれる、オンラインで繋がっている、通信をしながら対戦や交流、対話ができるものだ。
何年くらいやってたのかな?ちょっと忘れたけど、まぁまぁの年数、そのソシャゲをしていたと思う。そのゲームは簡単に言うとチーム同士で戦って、なんか色んな種類の兵士みたいなのを使うようなやつ。戦略とゲームスキル、あとはチーム内での統率力や、結束力も問われるので、なかなか奥深い。
俺はそのゲーム内でチームのリーダーをしていた。オンラインゲームって、まぁ顔が見えないから誰がやってるかもわからんし、数人くらいだったらいいんだけど、何十人という人数で同時にゲームをする場合、ある程度のルールや、しっかりチームを統率できる指導者がいないと、ゲームがそもそも成り立たない。
たかがゲームだろ、という感じなんだけども、俺はその中でもまぁまぁ上手くできていた方だと思う。それよりリアルを上手くやれよ、という感じだよな。ごもっとも。
まぁそのゲーム内では、チーム同士の戦いが基本なんだが、他チームとの交流というか、SNSなどを通じてイベントとかもあったり、複数のチームを絡めた交流もちょこちょこあった。
全然どうでもいいんだが、俺もゲームの運営とかと交渉して、大規模イベントを企画したり、運営からゲームグッズを提供してもらったりして、ライブ配信しながらとかも一応していた。
そんなんは好きだからできるけど、正直言って、結局金もかかるし、手間もかかるし、まぁ大変だったな。
あれ、彼女と知り合ったキッカケなんだったっけ…そうそう。その交流先のチームの中のリーダーが彼女だった。
なんの話だという感じであるが
すごく前フリが長いけども、凰太が彼女と知り合ったキッカケをまず話しておこうと思う。
次のエピソードから、知り合ってからのことを話そう。




