第八問。。。。。。。。。BS.アイ.ラビュー
私わ、感謝している。
女で一つで、私を
きちんと、大学まで行かせてくれた母に。
小学生の頃
どうして、お前んチは、お父さんがいないんだぁぁぁぁぁーーーーー
っと、クラスの男の子に、からかわれて、帰って来た時
ねぇ、お母さん
どうして、うちには
どうして、うちには
お父さんが、いないのっ
そう、言って
散々、お母さんを
困らせたのを、覚えている
その時、お母さんわ、
何も言わなかった
全く何も、言葉を発しなかった
ただ、
その背中は、小刻みに震えているようで
微かだが
すすり泣いているようだった。。。。。
お母さんわ
特に、趣味が無い
いつも
テレビの前で
片肘を曲げ、その手で頭を支え
もう一方の手は、腰の辺りに乗せている
ねじゃかのポーズだ
遥か、遠い
タイ
バンコクに、想いを馳せながら
テレビに、みいっているのだろうか
お母さん、何見てるのーーーーーっ
すると、母わ、こう答える
ただ、ついてる番組を見てるだけよ
そうは、言うのだが
私にわ、とてもとても、一生懸命に、テレビを見ているように、思える。。。。。
お母さん
私も、ちょっと見たい番組あるから
チャンネル、まわしても、いいかなぁぁぁぁぁぁーーーーーっ
すると、お母さんわ、こう言う
ビーエスに、しときなさい
えっ
えっ
なんでっ
お母さんが見てる、それって
もしかして、ビーエスぅぅぅっ
お母さん
なんで、ビーエスじゃないといけないのっ
しかし、お母さんわ答えない。。。。。
また、別の日
その日は、私のほうが
お母さんより
早く帰って来た
私わ
カバンを置いただけで
まだ着替えも、しないまま
ふと、テレビをつけた
すると、ちょうどのタイミングで
お母さんが、仕事から帰って来た
お母さんわ、私がテレビをつけているのを見て
ビーエスに、しときなさい
またもの言葉に
私わ、絶句してしまったが
もはや、この長い、ながい、親子関係の、時間の中で
それも、慣れてしまっていた
大学まで、出させてくれた、お母さんに
私わ、初めてのボーナスで
お母さんの大好きな
大型の
液晶テレビをプレゼントした
お母さんわ、とても喜んだ
お母さんわ、とても、テレビが好きだもんね
お母さん
この大きい画面で
一緒に、テレビを見ようよ
じゃあ
お母さん
つけるよ
買って、初めてのテレビ
ポチッ。。。。。
ビーエスに、しときなさい。。。。。
なぜ、お母さんわ
そんなに、ビーエスに、こだわるのだろう
でも、もう言うのわ、よそう
なんで、ビーエスじゃないといけないの
ってわ
お母さんが
それでいいなら
それでいいっ
私わ、お母さんの娘です。。。。。
この先も。
何が、あっても。
お母さん。。
ビーエス
アイ、ラビュー。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




