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ザ・耳で聴く、間違いさがし❗  作者: ドリーム パスポート
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第二十問。。。。。。。。。家族ババ抜き


ようやく、目が覚めたか。



君が、どこにいるのか


なぜ、ここにいるのか


などは、一切お答え出来ない


これより


毎日、一人ずつ


同じ時間に


君へ、家族があてがわれる


天涯孤独である、君への


せめてもの手向けだ


でわ、まず


今日の、家族だ


祖父


でわ、また明日


他に、全く説明などなく


自由に動き回る事も出来ず


ここにあるのは、椅子ぐらい


他には、全く何もなく


ただただ、白い光に照らされたような


そんな世界


先程の男は、とても、みじか過ぎる説明を終えると


すぐに、いなくなった。


祖父として、紹介された人物


目を閉じて


せいざ、をしていて


微動だにせず


ただただ、沈黙している


次の日からは


祖母


という順番で


見ず知らずの人間が、家族として、あてがわれた


ただ、どの者も


最初に来た


祖父と同じように


目を閉じて


せいざ、のまま


ひたすら沈黙を貫いている


そして、九日目


その日に、あてがわれたのは


祖父だった


ふ、二人目の祖父


二人目の祖父だと言われた人間が、現れた瞬間


一人目の祖父は、突如として目を開き


立ち上がり


そして、二人目の祖父と一緒に


空間に、消え失せた


目の前に、繰り広げられた


意味不明な現象に


驚愕する私を尻目に


家族達は


相変わらず、目を閉じ


せいざ姿で


沈黙を崩さない


そして、十日目


現れたのは


二人目の祖母だった


やはり、同じように


一人目の祖母は、開眼のあと、立ち上がり


そして


二人揃って


空間に消え失せた


ただ


心なしか


開眼した祖母の目が


消え去る前に


一瞬、こちらをギロリと


見た、気がした


家族として


同じ役割の人間が


二人揃うと


ついになって、二人とも消え去る


それは、まるで、ババ抜きのよう。


すると


男の声が、響き渡る


お前は、昨日


この状況の渦中にありながら


全く何も思わなかったのか


全く何も感じなかったのか


一度、ペアーで消え失せた位置の家族は


二度と戻らない


お前が、このまま


何もしなければ


状況は、全く変わらず


家族は、どんどん消え失せ


やがて、お前は


また、一人ぼっちに戻るだろう


考えろ


家族の為


一体何が出来るのか


行動しろ


もう、二度と


家族を失わないようにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。













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