出会い
全24話の
短編ストーリーを作りました
甘酸っぱい青春ラブコメをご堪能ください
summer or rain
第一話『二人の出会い』
ここは奥野池高校、この日は始業式の日
あいにくこと雨が降っていた。
桜もほとんどきれいに咲いているのだが
雨のせいで少しばかし散ってしまった。
その学校に通っている1人の男子生徒が高校2年生になる
その名は藤谷公太16歳だ。
身長は179センチと大きめで喋り方も
男っ気あるが実はめっちゃくちゃ優しい
黒髪のベリーショートヘアー
公太は正面玄関に貼ってあるクラス分け
表を見ていた
『俺は2組か』
クラスを確認すると
公太は玄関に行きそして靴を履いていると
『よ!公ちゃん』
と言いながら肩をポンと叩いてくる
男子生徒がいた彼の名は羽田陽平16歳
身長は170センチ
公太とは中学の頃からの付き合いで
茶髪の短いマッシュヘアー
おちゃらけ系男子だ
『おー!陽平か、そういやお前何組だっんだ』
すると、陽平は公太の質問に
呆れながらも陽平は靴を履きながら答えた
『なんだよ見てなかったのか
同じクラスだっつーの』
その言葉に喜びながら
公太は答えた
『お!まじか楽しくなりそうだ
よろしくな陽平』
『こちらこそだよ公ちゃん』
そして2人はグータッチを交わした
靴を履き終えた2人は自分のクラスに行き
準備し終えると飲み物買いに自動販売機で
飲み物を買い
近くで買ったばかりの飲み物を飲みながら
2人は話をし始めた
『はぁー』
『どうしたんだよ陽平』
『いやさ早く彼女欲しいと思わない』
『まぁなでも俺には縁もない話だからな』
公太は恋愛については無頓着だ
恋愛ドラマ見てもキュンとはこないし
そもそもそう言う系のドラマやアニメを、好んでは見ない
けれど漫画やアニメは好きで
一度は恋愛系も読んでみたいと思うけれども
読めてないでいる
けれど親がよく恋愛系のドラマを見るので
一緒に見るうちに
デートの知識やらは頭に叩き込まれていた
『公ちゃんってそもそも誰かを好きになることあるのかよ』
と陽平はずっと気になったことを聞いた
公太はため息をはぁーと履きつつ答えた
『俺にだって好きになることはあるんだぞ
しかもつい最近気になる子ができたばかりだ』
と強気に答えた
『へぇー気になる子できたのか』
そう言い手に持っていた飲み物を飲む陽平に
まぁなと返事をした公太も飲み物を飲んだ
それに対し陽平は
『ってはぁー!いつだよ』
そう言われた公太は飲み物を飲んだ後
返事をした
『一週間ぐらい前だほら雨降った日あったろ』
それは遡ること二週間前
この日も雨が降っていた
公太はカッパを着て愛犬カフェオレの
散歩をしていたちなみに柴犬だ
『雨だって言うのにカフェオレは元気だな』
カフェオレが嬉しそうにしているのを見て
公太はそう思っていた
するとカフェオレは電柱に大きい方のようを
用を達したため
公太がリードを離して処理をしていると
カフェオレが勢いよく走っていってしまった
公太は処理をした後急いでカフェオレの所へ
向かった
カフェオレは1人の女性に
頭を撫でてもらっていた
女性が青い傘を片手にしゃがみ込み
カフェオレの頭を撫でているのを見た
公太は
『すみませんうちの子がカフェオレが迷惑を』
と言いながら話しかけた
するとその女性は撫でるのをやめ立ち上がった
その女性は公太より世話低いもの
メガネをかけていて
すらっとした銀髪のボブ寄りのセミロングヘアをしていた
きれいでかわいい人だなと見惚れている公太にその女性は返事をした
『いえ大丈夫です私犬好きだから』
『あっそうなんですね
しかし雨なのにお散歩ですか』
『はい!私雨好きなので素の自分に
なれるような感じがして好きなんです
あなたは嫌いですか』
『嫌いっていうか苦手ですかね』
『そうですか」
そんな話を5分ぐらいしていると
「あ!もうこんな時間私
用事があるので行きます』
『あ!すいません呼び止めたみたいに
なってしまって』
『いえ大丈夫ですではこれで』
その女性は傘を改めて両手で持ちその場をさろうと思われたのだがその場で立ち止まり
女性は言った
『一つ言い忘れてました』
『なんですか』
すると振り向きざまに
『雨好きになると良いですね』
そう言い女性はその場を立ち去った
公太はカフェオレのリードを持ち直し
歩き始めた
歩きながら公太は
『今の人可愛かったないつかまた会えるかな』
と思いながらその日の散歩は終わった
話したのは5分されど5分だけれど
このとこが公太の頭から離れなかったのだ
この5分は公太にとってとても長く感じた
そして時は現代に戻り
『っていうことがあったんだよ』
と何があったかありのままを陽平に話した
公太それに対して陽平は
『ちょい待てよ話を整理するぞ』
『おう』
『雨の日にカフェオレの散歩をしていたら
たまたまあったメガネをかけた銀髪の女性と
出会って5分ぐらい話したと
それが忘れられないっていうことで良いのか』
『そうそうでもその忘れられないって気持ちって恋じゃねぇよな』
どう考えても恋なのだが
恋愛に無頓着の公太はそれがわからないのだ
そんな公太に陽平は
『んなわけあるか!それは恋だよ公ちゃん』
と強く押す
その言葉に公太は
『そうなのかでもあれ以外会えてないし
会えたとしてもあの人は大人ぽっいから
俺とは釣り合わなねぇよ』
その言葉に陽平は呆れつつも
公太にアドバイスをした
『人生何があるかわかんねぇぞそういうふうに思っているほど目の前に現れたりするんだ』
『でもそれって漫画の話だろ
現実じゃありねぇよ』
『そりゃそうだ笑笑』
そんな話をしをしながら公太たちは飲んでいた飲み物を捨てて
教室の前まで戻り話をしていると
3人組の女子生徒のうち1人の女子生徒が
公太たちに話しかけた
『あ!公太に陽平くんじゃない』
『ん?おー!なんだ皐月か』
彼女の名は水瀬皐月
金髪のショートがよく似合う高校2年生だ
『お!もしかして皐月ちゃんも2組』
陽平が嬉しそうに聞くと皐月は
『えぇそうよ私だけじゃないわ
後ろにいる私の友達2人も同じクラスよ』
そう言いながら後ろにいる友達を
紹介しようする
皐月に公太は
『後ろにいる2人ってまた俺にビビらないか
心配だけど』
そう言いながら公太は怖がらないか
心配そうに他2人の方を見ると
公太は驚いた
『ってあの時の!』
『あ!どうも』
見覚えある女性が目の前にいたのだ
そう雨の日に話した、
メガネをかけた銀髪の眼鏡をかけた女性が
目の前にいたのだ
『あら?しりあいだったの?真央』
『うん、この前の雨の日にばったりとあって
少し話したんだよね』
「あ、はい!」
『そうだったのねまぁ良いわ
紹介するわね
高1で同じクラスになって仲良くなった
このメガネをかけている子が雨咲真央
それで私の後ろにいる子が桜坂琴華よ』
皐月が最初に紹介した友達こそ
公太が雨の日にあった子である
名は雨咲真央16歳
皐月の高校の時からの友達で
普段は元気いっぱいなのだが
時折心配症になる
ボブ寄りのセミロングヘアー
そして次に紹介した子の名は桜坂琴華16歳
茶髪のふたつ縛りのおさげの髪型
人見知りをする女の子
慣れている人だと普通に話せる
『よろしくね』
と元気よく挨拶をした真央に対して
琴華は
『よ、よろしく』
と言い皐月の後ろに隠れてしまった
『ちょっと琴華二人を紹介できないじゃない』
『ごめん』
そう言いひょこっと皐月の後ろから
なんとか出てきた琴華
出てきた琴華を確認すると
『そんでこっちの背が高い方が
藤谷公太てこっちのチャラいのが羽田陽平
公太とは小学校からそんで陽平くんとは
中学から一緒よ』
と二人ん紹介した
『よろしくな!』
『よろしく〜』
と二人があいさつをしたのを見て
真央は真っ先に公太に話しかけた
『改めてよろしくがいします』
「はい!よろしくお願いします」
「しかしまさか真央さんと同じ学年でしかも
同じ学校だったとは思っても見なかったですよ
」
「公太さんもそう思っていたんですね
私も年上だと思ってました」
そんな話をしていると
『もう、公ちゃんたらお互い同い年なんだから
タメ口にすれば?』
と公太が言うと皐月も
『そうよ真央も同い年なんだから
敬語は無しで行きなさいよ』
そう言われた公太は
少しドキドキしつつも
『二人がそこまで言うならそうするか
真央ちゃん』
と名前で呼ばれた真央は真央で
ドキドキしつつも返事をした
『それもそうだねそうしよっか公太くん』
『じゃあ、改めてよろしくな真央ちゃん』
『うん!よろしくね、公太くん』
そんな話を4人でしていると
「ね、ねぇその人怖そうだよあんまり話しかけない方がいいんじゃないの」
っと琴華が真央にそう話しかけた
するとそれに
「もぅー全く琴華は怖がりなんだから
大丈夫よ昔から公太とは友達だけど
こいつこんな怖いメタ目だけど
すごくいいやつよ」
と皐月はフォローに入った
皐月と公太は小学校からの幼馴染で
よく遊んだりもしていた
なのでみんな怖がっている中でも
普話したりしていた
陽平はあの性格のためであった時から
瞬時に公太がいいやつだと見抜き
出会ってすぐ打ち解けた
もちろん皐月とも仲良くなれることができる
当たり前のとこだが陽平は誰に対しても
仲良くできるコミュ力の化け物なのだ
「そ、それならいいんだけど」
「まぁ少しずつ仲良くなろうぜ琴華ちゃん!」
公太はそういい手を差し伸べ握手をしようとするが
『ヒィ!』
と言い琴華は皐月の後ろに隠れてしまった
「バカ!何また脅してるのよ」
と言いながら公太の背中を強く叩く皐月
「別に怖がらせるつもりはねぇんだよ
ごめんな琴華ちゃん」
「あ!えっと、その…だ、大丈夫です」
ビビりながらも公太の謝罪に返事をした琴華に
公太は
「自分のペースで俺に話しかけてくれれば
いいからよ」
公太がそう言うと
「う、うん」と返事をしたまた皐月の背中絵隠れてしまった琴華
「ねぇ良い加減に中に入ろうよ」
真央がそう言ったため
一同は中に入った
この日は普通に始業式をやり
自己紹介をしホームルームがあり
その日は何事もなく終わった
「一回しか席替えないなら
みんな同じ班になれると良いね」
数日後この日は席替えがある日だ。
公太たちのクラスの担任は席替えは一回しかしないらしく、
この席がえが今年一年の運命を左右するのだ。
しかもこの学校余程のことがない限り、
2年生からの教師の変更
または異動はないのだ。
2年生3年生は受験に繊細な時期
変にストレスん与えないべく
現校長がそう決めたのだ。
なので公太たちのクラスは2年間で2回しか
席替えがない、
先日ホームルームで少なくとも今年は
席替えが一回しかないのを聞いていた。
公太たちはそのことについて話をしていた。
「そうね知り合いと一緒がいいわね
特に琴華にとってはそのほうがいいかも」
そういい一同が琴華のこと見ると、
「どうか真央ちゃんと皐月ちゃんと同じ班に
なれますように」
と何度も言いながら願っていた。
「まぁこればかりは神様が決めるからな
うちらじゃどうすることもできねぇよ」
公太のその言葉に真央も、
「そうだよ琴華ちゃん今はその時が来るまで待とう」
二人のその言葉に琴華は、
「う、うん」
と返事をした。
そんなこんな話をしていると
朝の会が始まりいつの通り済ませ、
先生の話が終わりいよいよ席替えが始まった。
先に女子がやり終え、
無事琴華、真央、皐月は同じ班になった。
「よかったね3人一緒で1年間よろしく」
「うん!よ、よろしく」
「楽しくなりそうね1年間」
「これなら琴華ちゃんも安心できるね」
そんな悠長に話をしていた人だが
琴華の反応が2人とは違った。
「そうでもないよ泣」
少し半泣き状態になっていた
理由は席にあった。
「まぁこればかりはしょうがないよ
うちらの班私たち3人の男子はあと
2人来るから必ず1人は別の班の男子生徒と
一緒になるのは」
そう真央たちの6班は女子が3人男子が2人と
なので女子は1人6班の男子1人と
席が隣になってしまう。
その席になってしまったのが琴華なのだ。
「そ、そうなんだけど」
「まぁいいじゃん琴華ちゃん私たちがいない
わけじゃないんだからさ」
いつまでもクヨクヨしている琴華に皐月は
「クヨクヨしたってしょうがないじゃない
覚悟を決めなさいよ琴華」
と強い喝を入れた。
これは皐月なりの励まし方だ、
琴華もそれが励ましだと分かっているため、
「う、うん」
と返事をし覚悟を決めた琴華であった。
そして次に
男子のくじ引きが始まった、
公太そして陽平も引き終わった。
そして男子のくじが引き終わると。
「男子は速やかに移動するように」
と担任の教師がみんなに伝えると
男子は番号の席に向かった。
「誰が来るんだろうね」
「そうねこれで公太くんたちが来れば
いいのだけれど」
そんな話をしていると、
「何俺らのこと話してんだよ琴華」
「よ!みんな」
と公太たちが3人のところにきた。
「ここに来るってもしかして!」
と嬉しそうに真央が2人聞くと、
「おうよ!1年間よろしくな!」
そう良い真央の隣には公太が
皐月の隣には陽平が座った。
そして肝心な琴華の隣には
物静かな男子が座った。
琴華は『この人なら安心できそう』と
安心した。
そして後ろを向き、
「け、結局みんな同じになったね」
と四人に向けて言った
すると元気よく公太は、
「おう!よろしくな琴華ちゃん」
と言う公太に琴華は
いつも通りに、
「ひぃー!」
と言いながら皐月の後ろに隠れてしまった
琴華をみて公太は。
「おっとすまんすまん」
と誤った公太
その態度に本当はいい人なのかもと思い、
「う、うんよろしく」
と返事をした琴華。
このやりとりに一番嬉しそうにしていたのが
真央のだった。
真央はもっと公太と琴華が仲良くられればいいのになと思っていた。
けれどあまり強く押すのも悪いと思い
言えなかったのだ。
「1年間楽しくなりそう!」
真央は4人にそういうと、
「そうだな楽しくなりそうじゃねぇか」
5人がいやクラス全員が話に夢中になっていると、
『お前らまだホームルームは終わってないぞ
挨拶をしっかりしろよ』
「あ!はい!」
そしてクラス全員で号令をしてホームルームは終わり担任はクラスを後にした。
担任がいなくなったのを見て
公太と陽平が話し始めた。
「公ちゃんは彼女早く作れよ」
「それはオメーもだろうが」
「あ、そうだったわ」
そんな2人の会話に皐月が入ってきた。
「公太も陽平くんもいい男なんだけどね
なんでできないんかしら」
「まぁそのうちできるんじゃねぇのか
俺はまだ欲しいとは思わないけどな」
と公太がそういうと、
「そうなの?」
と聞いてきた真央が話を入ってきた、
「おぅ」
と返事をした公太に、
「そっか」
と返事をした真央を見て公太は、
「真央ちゃんは好きな男子はいねぇのか」
と聞いてきた公太に真央は少し悩んだ末、
「私も好きな子はいないかな」
と答えた。
「そうなのか」
と応えつつ真央と公太の心の中では、
「好きな人はいないけど」
「好きな奴はいねぇけど」
「気になるのは」
「今気になっているのは」
「公太くん」
「真央ちゃん」
「君のことを俺『私は』気になっている」
そんな事を二人が思っていると。
担任が休み時間終わる前に入ってきた。
「お前ら席につけ授業を開始するぞ」
そして一同は席に着いた。
公太と真央は席は隣同士けれど
お互いの想いには気づけず近くて遠い、
すれ違い両思いラブコメここにて開幕!
さてこれからどんなことが2人に起きるのか、
そして次回はどんなことが起きるのか。
第1話『出会い』end