第4夢 悪夢
このあとちょこっと修正します
街並みが燃えて崩れていく。地が割れて人々が飲み込まれていく。天は荒れ雹、雷が降ってくる。まさに世界の終わり。どうすれば…どうすればこれは終わる?いや、そもそもなぜこんなことになった?なぜ?なぜ?
「夢を見なさい」
声が聞こえる。聞いたことない声だ
「夢を見ればこの崩壊は元に戻るでしょう」
誰だ。町が、国が、世界がこうなった原因を知っているのか
「これは眠りもせず夢も見ない夜の王が起こした悪夢。悪夢には人の夢|《希望》でしか対抗できません。あなたにはそれをやる義務があります」
義務?なぜ私が
「別に誰でもよいのです。ただあなたがこの夢を見てしまった。それだけのことです」
…どうすればいい
「夢を見る。私に言えることはそれだけです」
漠然としすぎている。それに俺には…
「無理、ですか。ならば仕方がありません、世界は崩壊するだけです」
それは…そうだ、なぜお前がやらないんだ。そこまで色々と知っているのならお前がやればいいだろう
「私にはできません。私は人ではない。言ったでしょう、人の夢でしか対抗できないと」
…本当に私じゃないといけないのか?
「それも言いました。あなたはこの夢を見てしまった、それだけです。…もうこの夢も終わりですね。見なさい、あなたがためらっていると世界はこうなってしまう」
なに…なんだ、これは…
「こうなる前に早く夢を見なさい」
わかった、何をすればいい
「魔法を一つ、自分のものにしなさい。『夢魔法』それがあなたがものにしなければならない魔法の名です」
夢魔法…
「さて、もう本当に時間ですね。それでは、頼みましたよ」
ちょっと待ってくれ、何なのだそれは。そんな魔法聞いたこともない!そもそもお前はいったい何者なのだ!人間ではないとはどういうことだ!待っ…
ちょこっとは嘘でしためちゃくちゃ加えました