朝焼け
儚い
雲はピンク
合間の
淡い
空のブルー
はりつめた
僕らは朝焼け
なんとなく揺らぐ
そして
泣き出したりもする
弱い力で
満遍なく濡らしたりもする
錆びたカーブミラー
生垣の白い小さな花
誰も映さなくても
誰も微笑まなくても
滴ればうっすらと染まる
たまらなく柔らかな
色から色へ
区切りのない
初めと始め
擦りきれた
僕らは朝焼け
瞬きの中で目覚めながら
錆びたカーブミラー
生垣の小さな白い花
不在の抱えた透明
だから
染めてしまおう
隙間もない
色から色へ
繋ぎ目を温めれば
滲み出す
儚い
雲はピンク
淡い
空のブルー
きっとそんな色でもなくて