Happy Birthday!(200文字小説)~梅桜。さんへの誕生日ギフト小説~
街はすっかりクリスマスの雰囲気。
どのお店もクリスマス仕様のディスプレイ。
私はサンタのコスプレでビラ配り。
クリスマスを彼と過ごすためのお小遣い稼ぎ。
「少し休んだら?」
日下部店長が温かい缶コーヒーを差し出した。
「ありがとうございます」
ベンチに腰かけて一休み。
バイトが終わって店を出ると、彼が待っていてくれた。
「お疲れ」
そう言って彼は小さな包みを手渡してくれた。
「なあに?」
「Happy Birthday!」
梅桜。さん、誕生日おめでとうございます。