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怪盗ローズとハチャメチャ高校生活!  作者: 癒雨助
ハチャメチャ春休み
2/4

#1 お届けもので〜す!

文章力はまだまだ足りませんが、読んで頂けると 嬉しいです!


『私は志望校に合格して、春から普通のJKとして

ハッピーな高校生活を送る予定だった。

しかし私の家に突然やって来た、ハチャメチャな

自称怪盗のせいで、ハチャメチャな高校生活が

始まろうとしていた!』


その怪盗がやって来たのは合格発表の次の日だった。






合格発表の翌朝、あさひは自分の部屋のベッドの上で

スマホをいじりながらゴロゴロしていた。

『受験も終わったし、春休みだし誰かと遊ぼ!』


スマホをいじり、友達グループと連絡を取った。

【今日映画でも見にいかな〜い?】と送り

椅子に座りポップコーンを食べてるクマのスタンプを

押した。


すぐに既読が1つ付き、画面を見つめたまま返信を

待った。


3分後………。中々返信が来なかったので

あさひは朝ごはんを食べに行った。


「お母さん、おはよ〜う!」席に着いた。


「麻妃、今からお母さん出かけて来るから

遊びに行くなら後でメール頂戴ね!」

イチゴジャムの塗ってある食パンとヨーグルトと

イチゴをテーブルの上に置き、エプロンを外すと

玄関の方に足早に歩いて行った。


「じゃー行ってくるね!」

「行ってらっしゃ〜い!」食パンを食べながら喋った。

食べ終わると食器を洗って部屋に戻った。


スマホを見るとメールが返って来ていた。

【ごめんね〜彼氏と約束があるから】

【あさひごめ〜ん、今日デート!】

『サクラとすず2人ともデートとか良いなぁ〜

私も彼氏欲しいなぁ〜』


スマホをベッドに置き、本棚から漫画を4冊

手に取ると、ベッドに寝転がり漫画を読み始めた。






4冊とも読み終わりベッドから起き上がると

インターホンの鳴る音が聞こえて漫画をベッドの上に

置き、階段を降りてインターホンを確認した。


しかし画面が真っ暗だったので、玄関に向かった。


玄関のドアを開けると宅急便屋の服装をして、帽子を

後ろ被りしたローズが、黄色と黒の縞模様のリボンに

巻かれている黒い箱を持っていて、軽く叫んでいた。


「ピーンポーン!ピーンポーン!」


『何この人?インターホン知らないの!?

ってかこの怪しすぎる箱何?警察呼ぶべき?

けど少しイケメンだなぁ〜。』

麻妃は色々悩んでいると黒い箱を渡された。


「お届けもので〜す!」


あさひは目を丸くして何を聞けば良いか悩んでいると

「スリー!………。ツー!」とローズが叫び始めた。


「えー!何、何、なにーーー!?」

パニックになり黒い箱を返そうと手を伸ばした。


ローズは下がりながらまた叫んだ。

「ワーーーン!からの〜零!」


ボフーーーン!!箱が爆発して大量の煙が溢れ出す

あさひは咳き込みながら、家に入り鍵を閉めた。


「何なのあいつ…。ふぎぁーーーぁいったぁああ!」

玄関の扉から振り向くと家の中に紅いスーツに

着替えたローズがいて、驚き玄関のドアに

頭をぶつけた。


「初めまして、君のハートを奪いに来ました!」

ローズは軽くお辞儀して、懐から赤い薔薇を

1本取り出して、縦に2.3回軽く振った。


すると赤い薔薇の花束になり、それを渡した。


「わぁーー凄い!ってなるかー!」

花束を奪い取り、顔面目掛けて投げつけた。

『ちょっとなったけど。』


「不法侵入よ!早く出て行きなさい!」

「君のハートを奪いに来ました!」

顔に棘が刺さって少し血を流しながら、ボロボロに

なった花束を渡した。


「キモい…。」睨みつけた。


するとローズは、手を上げて徐々に徐々に崩れ落ちて

両手を着いた。

「倒れるまでが、長い!」


ローズはゆっくり立ち上がると、後ろを振り向き

走って階段を登って行った。


「ちょ…ちょっと!待ちなさ〜い!」

あさひも追いかけた。


あさひが階段を登り終わると、二階の1番奥の部屋の

ドアを開けようとしていた。

「ちょっと、そこ私の部屋よ!勝手に入るなー!」

ローズは部屋の扉を開けて入って行った。


あさひが部屋に入ると窓を開けて、窓に足を

掛けようと、しているローズがいた。


「ちょっと、来るの速すぎてポーズ取れてないから

戻って戻って!」手を振り急かした。


あさひはすぐに部屋を出て、扉を閉めてから

勢い良く開けながら叫んだ。

「勝手に入るなー!ポーズとかどうでもいいー!」


ローズはすでに、ポケットに手を入れてカッコつけて

ポーズを取っていた。


「自称怪盗の私が、奪えないほどの姫とは

今回は諦めますが、また来ます!」

ポケットから手を出し指を二本立てて、手を振った。


「二度と来るなー!!」

あさひはドロップキックして、窓から突き落とした。


空中で体勢を立て直したローズは、ムササビの様に

スーツを広げて飛んで行った。


「忍者かよ!」

あさひはベッドで寝転がった。






「寝ちゃった。もー夕方?」

窓の外は薄赤く、日が沈みかけていた。


「ただいまー!」玄関からお母さんの声が聞こえた。


あさひはトイレに行ってから階段を降りて

リビングのドアを開けた。

「おかえ……えぇーーぇええ!!」


リビングのソファには、お母さんとローズが座り

会話していた。


「お母さんその隣の人は!?」指をさしながら聞いた。


「ホームステイ先を探してたらしくて、イケメンだし

麻妃彼氏いないし丁度良いかなぁ〜っと思ってね!」

お母さんがニコニコしながら紹介した。


「あさひ姫と言う名前なんですね!

これからよろしくお願いします怪力姫!」

ローズはウインクを2回した。


あさひはローズの腕を掴むと、玄関まで歩いていき

ドアを開けてお尻を思いっきり蹴った。


「誰が怪力姫だー!二度と来るなー!」

ローズは道路まで飛ばされて、丁度来た車に

跳ねられて星になった。

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