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魔術使い《ウィザード》の契約  作者: 蒼龍由希慧
第1章 はじまりの出会い
2/8

世界の仕組みが変わったとき

19☓☓年 春。

人間が住む『人間界』にとてつもない異変が起きた。

君たちも周知している、『魔法界』と境界線の接触だ。

『魔法界』とは、何百にもなる魔法を使いこなす魔術使い(ウィザード)達が統治する世界である。

その世界との交流は〝繋がった〟ときからわずか半年後に開始した。『魔法界』から外交官がやってきたのだ。彼らは、自分たちは私たちの世界を『人間界』と呼び、存在は把握していた、と言ったそうだ。そして、侵略の意思はなく、共存を切に願うと告げた。

世界、いや、『人間界』の長官達は、最初は「攻めてくるのでは」と懸念していたが、彼らの行動を見ているうちに「交流しよう」と決心したという。

そうして交流が本格化し、私達が住む日本にも、外交官や魔術使い(ウィザード)が来日し始めていた。

だが、接触して2年後。重大な問題が発生した。

それが、夢喰い(ナイトメア)の発生である。

夢喰い(ナイトメア)とは、『魔法界』でも厳重警戒生物に指定されている魔術生物である。生物の気力を喰らい、最悪死に至らしめるという、悪魔のような存在だそうだ。

ただし、人間に対する被害は違う。夢喰い(ナイトメア)は、人間の『希望』、『願望』、『夢』を喰らうのだそうだ。もし、夢喰い(ナイトメア)にそれらを喰われたら、最悪の場合、二度とそれらを持つことは不可能だという。

魔術使い(ウィザード)達は『人間界』に夢喰い(ナイトメア)の排除の許可を要求。『人間界』はこれを快諾した。その時、一人の『魔法界』の外交官は、ある提案をした。


「人間と〝パートナー契約〟がしたい。」と。

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