俺はオモチャでオヤツな主人公
やぁどうもお久しぶりです。マジで約半年も放置すんませんでした!
あと前話結構治しました
何故に私はトランプなんてやってるんでしょうか?
しかも、……首に剣を当てられながら
「こ、こんな状態で七並べ出来てたまるかー?!」
「出来る出来ないは問題ではない。やれ」
「うむ、それにしても障碍を打ち破る者」
「み、ミスラ様、その呼び方はやめてください」
何故か真っ赤になって俯く美男子。くっ、少し可愛いって思っちゃった
「じゃあ、ラグナと昴はもう友達になったのだな♪」
「これを友人と呼びたくありません!」
「こんな友人関係絶対嫌だ!」
想像してみる。剣を首に当てながら話し掛けてくる美少年、その状態で笑顔で答える自分。うん、ないわ、ない
「にしても、ここ何処さ。一通り城を全部掃除したけどこんな部屋なかったぞ」
「ここは私とラグナの部屋だからな」
「それでは分かりませんよミスラ様」
「そ、そうか? ラグナ、説明してくれないか?」
「はい分かりました」
ようやく俺の首から剣が外される
ああ、もう本当に生きた心地がしなかったよ
「此処は私達以外の者は許可が無ければ入ることはおろか、何処にあるかすら感知すら出来ない特殊な結界で覆われた部屋だ。他の者は【宮殿】と呼ぶことがあるな」
「つまり引き篭り用の部屋なんだな」
「おいコラ。誰が引き篭りだゾンビ」
「ゾンビ言うなぁ! 首斬り美男子?!」
「「お前とは絶対に相容れないと今確信したぞ!」」
「ものすごく仲良しに見えるんだけど」
「「それはとてつもない勘違いだ(です)! って、さっきから真似ばかりするな! 真似してるのはソッチだろうが!」」
「……こういうのをシンクロって言うんじゃなかったけ?」
戦ったら確実に俺が負けるが絶対に引きたくない。何故だろう? 意地だろうか?
「チッ!」
「クッ!」
同時に顔をしかめ、顔を背ける……
何故だ。これでは鏡じゃないか
なんだかこのままだと負けた気がするので話を変えよう
「というか、アンタ等なんなんだよ? さっきからミスラが二重人格か何かだと思ってたら急に分裂して!」
「分裂じゃない。普段ミスラの中で護衛をしているだけだ! 前のように護れないのは二度とごめんだからな」
そう言った後、盛大に落ち込み始める首斬り美男子
微かに聞こえる「私は弱い私は弱い……」が呪いの言葉みたいで不気味だ
「むぅ、またアッチに行ってしまったか。しょうがない。昴、しばらく城を散歩でもしよう」
「え、アレいいの?」
「うん」
なんだか少し可哀想に思えたが……別にいいよね、美形だし
= = = =
で、何故また俺はこうなっている?
「ミスラ様、昴さんを勝手に持ってかないでください!」
「だが昴は私の友人でもあるんだ。別に一緒にいても問題などないだろう」
「あります!」
「ない!」
「あ、あの2人共落ち着い」
「昴は黙っていろ!」
「昴さんは黙ってください!」
「……はい」
何故俺が中心なのに除け者にされるんだろうか?
いや、分かってる。分かってるけどね、認めたくないんですよ。俺は「オモチャ」&「オヤツ」扱いなんだと
「ふ、大丈夫だ。問題ない……死亡フラグなんて気にしませんよ? どうせ建てても死にませんしね?」
「私は言っている。死んで欲しくない、と」
「あ、知ってるの?」
「ふふん、神様の世界はオタク文化に詳しいんだぞ。特にオーディーンやゼウスは詳しかったな。よく2人で秋」
「2人で何楽しそうに話してるんですか?!」
あ、忘れてた
いや、忘れてたというよりなるべく思い出さないようにしていた。主に死のスパイラルに入らないように
いや、でもまあ無駄になるんだよなこういうのって
「……昴さん」
「はい?」
「私は昴さん(の血と容姿)をこんなにも求めているのに……昴さんは新しい「ご友人」が出来たら私は必要無しなんですね♪」
「待て待て待て待て! ちょっと待とう?! その言い方おかしいよね?! というご友人に殺意が滲んでいましたよ、いやマジで?! そして、求めるの前に何か入らなかった?!」
「あ、オヤツの時間だ。という訳で私は帰る」
「ちょっ、この状態で俺放置しな」
「……昴さんの」
「じゃあな」
「バカーッ!!」
ほらね♪
……その後、10回くらい殺されまくった
いや、あのね? 理不尽じゃね?






