表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/50

小麦の町の冒険(part5) ~眩しい夕陽の中で~








私とゼニィーは…


霧雨に覆われた草原の中にある墓地を歩いていました。



時間は、そろそろ夕方になろうとしている頃でしょうか。



辺りは、うっすらと暗くなり始めます。








      「サアアアアアアアアアアアアア―」







墓地の所々には、女神や天使の像が置かれている。

まぁ…どの像も朽ち果てていますが。この国の人達は、女神や天使を信仰の対象として、見ているのでしょうかね…



まるで、昔の西洋の墓地の中を歩いているみたいです。



(テクテクテクテク…)


私は、傘を差しながら、重たい足取りで進んでいく。



生い茂る草原に、埋もれている朽ち果てた石を見れば…

長い月日の間、この墓地自体が放置されている事が分かります。

凄い、荒れ放題ですね。


そして、何か…


雰囲気的に、怖いお化けが出そうな感じがしますが…








しかし…






「…」(私)






私は、恐怖というよりかは…


何とも言えない、神妙な気持ちに浸っていました。


これも異世界に来て、恐怖に対する耐性が強くなったからでしょうか。







きっと、そうで…しょう…か…





いえ…そうに決まっています…






         (ウルウル…グスンっ)






私は、何故か―







「イブ、どうしたの~!?」


ゼニィーは、問います。








「いや、何でもないよ…」


そんな私の頬には、意味も分からず涙がつたっていました。

















「サニー…」   







「バルモ…」






「コーレン…」









私は、朽ちた墓の横を通り過ぎるがてら、刻まれた騎士の名前を自然と流し見ていきます。そして…



「「「ハっ―!!」」」(私)



「「ど、どうしたのー!?」」


ゼニィーは、私の突然の声にビックリして言う。




「こ、これは…」(私とゼニィー)


私達は目を丸くして、ハモりました。そこにあったのは、私の…『イブ・サラリーナ』の名前が刻まれた墓石でした。正真正銘の私の名前が、そこにあったのだ!!



これは、つまり…


もう、この世界のこの人物…『イブ』という少女は、死んでいたのか!!



「「ゼニィー!!」」

「「これは、一体…!?」」


私は、慌ててゼニィーに問います!!




「…」(私)




「ゼニィー…」


「あの~、ゼニィーさん…」



(ブルブルブルブルブル…)


「あの~、怖いので…ボクに近づかないで下さ~い!!」

「ここ墓地だし、怖いお化けが出るんじゃないかな~っと思っていたけど、まさか貴方自身がお化けだったなんて…」


ゼニィーは、私を見ながら震えて言う。




「…」(私)



「「いやいやいや、アンタも精霊だろ―!!」」


「「同じ霊でしょ!!」」

「「お化けが、お化けを怖がっている様なもんでしょっ!!」」


私は、鋭い啖呵で言う。



「あ~、それもそうだね~!!」


そしてゼニィーは、コロッと態度を変えた。

いや、発想の転換、早すぎでしょ…



「というか、私はお化けじゃ無いわよ…」


「しっかりと、地に足をつけて生きているわ」




でも、それにしても、まだ信じられないわ…

私はもう1回、私のお墓をマジマジと見つめて思います。

そして、私の名前の他に…そこには、朽ちていますが、パーシャ騎士団の文字が確かに刻まれている。



(フムフム、となりますと…)


この少女は、推定でも140年以上前にもう死んでいる事になるわ。そういえば、ギルドカードには、年齢が160歳と書かれていましたね。

年齢がバグっただけかと思いましたが、そうでは無かったみたいです。



最初から、ギルドカードの方が正しかったのか―


それにしましても、騎士とは…この身体は、少女では無いのか?





「そうそう、ボクも思い出したけど…」

「カムバック召喚って100年間、魔法を使っていない人に発現するんだよね~!!」


「だから、そのギルドカードの年齢は、間違って無いかもよ~!!」



「そ、そうなのね…」





            「…」(私)






「あの~、ゼニィーさん」

「貴方…最初、カムバック召喚ってどれくらい魔法を使っていないと発現する魔法って、言ったか覚えてる?」


「ん~、2~3週間くらいだけど…」

「あっ、ごめん、ごめ~ん!!」

「ボクもカムバック召喚については、うる覚えだったから少し間違っちゃったよ~!!」



「…」(私)



「「いや、そうだとしても、間違える幅ありすぎだろ~!!」」



普通、2~3週間と100年は間違えないでしょうけど…

精霊の時間感覚は、油断が出来ないわね。



「それで、思い出せたの~?」


ゼニィーは、私に問います。

う~ん、ですが…思い出すには、まだ何かが足りない気がする。

私は、もう少しで何かを思い出せそうな気もするのですが…でも、思い出せないモヤモヤした感じになっていました。



(モヤモヤモヤモヤモヤモヤ…)




(あ~、そういえば…)




グレイシスさんは、どこに行ったのかしら?


グレイシスさんから、話しを聞きたいですけど。


とりあえず…


私のお墓の事は置いといて、消えたグレイシスさん探しを再開する事にしましょう。
















           そう思い…










私は、私のお墓の前を後にしようとした時でした…














            「あっ…」





















立ち去る間際に、私の横にあったお墓の名前を見て、時間が止まる。


それを見た瞬間―



もうグレイシスさん探しは、どうでも良くなっていた。




そして…この異世界に来て、色々と驚いたり、感動した事や…地球にいた頃のつまらなくも、少なからず楽しかった苦い記憶なども、全てがどうでも良くなっていた。


私の全神経は、その名前だけに釘付けになっていた。




心が燃える様に震えた。









         (((((ル、ルイアアアー!!)))))







墓石には、ルイアの名前が刻まれていた。




    「ルイア」   「ルイア」   「ルイア」  



        「ルイア」    「ルイア」 



    「ルイア」   「ルイア」   「ルイア」




      「「「「「ルイアアアアア―」」」」」




私は、何度もルイアの名前を連呼する。

同時に激しい頭痛が、私を襲う。


私は頭を手で抱え、その場にうずくまった。





  

   「今日から、皆の家族になるイブちゃんよ!!」



   「皆、宜しくね…」      「私の名前は…ル、ルイア」



  「宜しくね、イブちゃん…」   「イブちゃん!!」



   「あっちで、遊ぼうよ!!」    「う、うん…」



  「エスターナーさん…」    「私には、家族はいないの?」 


 

  「いるじゃないの…」    「ここに皆が…私達は、家族よ」



  「ねぇ、ルイア!!」  「私と一緒に、騎士にならない!?」



  「やったアア~!!」      「騎士に受かったわ!!」



      「俺は、コーレン副団長だ!!」



 「今日から君達は、このパーシャ騎士団の仲間だ!!」



 「この王国の人々の暮らしを守る為に、これから宜しく頼む!!」



 「あっ、ゴブリンがいたわよ!!」 「ルイア、討伐するわよ!!」



  「イブ…貴方、最近腕が上達したわね」


 

   「ルイアって、コーレン副団長の事が好きなの?」



  「もう、何を言っているのよ(赤面)」   「ハハハハハハ―」






        (((な、何だ、これは…!?)))





この少女の記憶だろうかー


私の頭の中に、滝の様に流れ込んでくる。



そして、私の意識がプツンとそこで途切れる。


私の目の前は、真っ白になった。
















               ◯















「…」









    


「…」










「…」









ここは、どこでしょうか…?


私は、誰でしょうか?



私は、さっきまで何をしていたんでしたっけ?





気付くと―私は、白く眩しい光の中にいた。


そして、光の奥の方で誰かの声がする。



どこか懐かしさを覚える声だ。










「…」 










「…」









「…」










私がいつも毎日聞いている、ごくありふれた日常の声。


だけど、それをもうずっと聞いていなかった様な…そんな感じがした。



どうやら、私を呼んでいる様だ。この声の主は、一体誰なんだろう。


私は、耳を澄ませて聞いていた。
















「…ブ」











「イ…」











「イブ…」

















「「ちょっと、イブ!!」」

「「いい加減に起きなさ~い!!」」


「ウォっ!!」

「とっとっと、ギャっ!!」


「「ドシイイイイイイイイイ~ン!!」」



「痛ててててて…」



私は、驚いて起きた拍子に寝ていたベッドからずり落ちていた。


元々、寝相が悪くベッドの端っこの方で寝ていた事が、原因かも知れないけど。



「ちょっとイブ、何やっているのよ!!」

「早くしないと間に合わないわよ!!」



そう言って、私がベッドから落ちたのを見ても心配する素振り何もなく、むしろ “何やっているの、この人…” と呆れた表情で、私の事を見ている1人の女性がいました。





部屋の窓からは…


白くて眩しい朝陽が、燦々と私の寝ていたベッドに降り注がれていた。



「ハァ、もう朝か…」


「おはよう、ルイア」



私はゆっくりとその場から立ち上がると、部屋の窓の方に向かい、勢い良く窓を開けるのであった。





    「「バアアアアアアアアアアアアアア―ン!!」」









ここは、パーシャという町である。


ちょうど大陸の丘陵地帯にあり、見渡せばどこまでも広がる大草原の中にある町です。この町は、そんな丘陵地の小高い丘の傾斜に立地しており、丘の上の方にある騎士団宿舎2階の私達の部屋からは、町の景色を一望出来るのです。



因みに、この町の特産物は小麦です。



町の周辺には、多くの小麦畑があります。ここの小麦で焼いたパンはとても美味であり、この国では知らない人は、いないくらいパンが旨い町として有名なのです。そして町には、いつも焼きたての美味しいパンの匂いが漂っています。




「ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ―」



今日もまたー


窓を開ければ、草原を駆け抜けてきたであろう、ほんのりと冷たい風と一緒に、そんな香り良い、ほのかなパンの匂いが運ばれてきます。暑くもなく、寒くもなく、とても爽やかな朝です。



私は風を受けながら、大きく伸びをしていました。



「ん~、今日も良い天気ね…」


「快晴ね…」





「…」(私)




何か後ろから嫌な視線を感じる。





「イブ…貴方、本当に間に合わないわよ」


「早く支度をしなさい」




「は~い…」(すいません…)



私は、ルイアの視線と表情にヤバいと感じながら、早々と騎士の支度を整えるのであった。











               ◯












支度を終えた私は、ルイアと一緒に部屋を出て、朝食を食べる為に食堂に向かっていた。そこで、私は今朝…見た夢の事を思い出していました。そして、私は廊下を歩きながらルイアに言った。



「何だか…ルイアが、とても懐かしく感じるわね」


「はぁ…?」

「貴方、何を言ってるの?」

「まだ、寝ぼけているんじゃないの…?」


「ハハハっ、ごめん、ごめん!!」

「確かに…まだ頭がボーっとしているわ!!」



今日、見た夢は変な夢だったわ。

何だか、とても長い夢を見ていた様な感じがしたわね。

まぁ…でも、所詮は夢の話よね。今日も色々と任務があるし、夢の事は忘れて日常に戻りましょう。





私の名前は―
























※ここらか先は、1話から19話までの内容と同じなります。


19話の途中から再開します。






















―遠くに飛ばされたルイアが、私の方を見て、何かを叫んでいる気がしたが、私にはもう何も聞こえなかった。恐らく鼓膜が破けているのか…



ルイアを吹き飛ばした直後…


私が見た光景は、禍々しい赤い目で私の事を見て、火炎を吐こうとしているサラマンダーであった。私はルイアを助ける一心で、後先考えず行動していた。逃げようとしても、身体中の骨が砕けているかも知れない。全魔力を一気に放出して、常人を遥かに超えた動きをしたのだ。その反動は、か弱く華奢な身体には重たすぎた。




もう一歩も、その場から動く事は出来なかった。




私は死を悟った。








「いやぁ…」 



私の目は、涙ぐんでいた。



その涙は…純粋な死の恐怖からか、それとも騎士として、まだ何も出来ずに夢半ばで終わってしまう悔しさからか、それとも親愛なる家族を残して先立ってしまう辛さからか…





恐らく、それらが全て混じっていたのであろうか。




頬に一筋の涙がつたう。








そして、それと同時に私の目の前に大きな光が現れて、私を包んでいく。



この光は、サラマンダーの炎だろうか…



それとも、炎に引火した砲弾の爆発の光だろうか。








そんなのは、もうどっちでも同じだ。








「ごめん…ルイア…」



最期に私はそう言葉を残して、光の中に消えていった。












         ―イブ・サラリーナ―






“ヴェル王国パーシャ近郊にて、サラマンダーの群れとの闘いにより、死亡。人々を守る為、命をかけて闘い抜いた貴殿の誇り高き闘いは、この王国の勇士として、永遠に語り継がれていくだろう”




こうして、私の騎士としての…


誰よりも平和を望んでいた…そんな砂糖の様に甘い理想を抱えていた1人の騎士の人生の幕は閉じた。そうだ…私は、もう死んでいたのだ。気高く立派そうに見えて、その心はまだ少女の様にあどけなく、か弱かった。





ルイア―


貴方との約束を果たせなかった事が、一番辛かった。


そして、本当は…

貴方と2人で年老いて命尽きるまで、この世界を旅してみたかった。


その願いは、虚しく闇の中に消えていった。












       『魔法騎士になったイブの冒険 (完)』















いや、まだ終わりじゃありませんからね!!

















               ◯


















「「イブさん、大丈夫ですかー!?」」


「「ハっ!!」」





         (んっ、ここはどこだ…!?)





        「カアカアカアカアカアカア…」






遠くの空で烏が鳴いているのが、聞こえる。



気付くと、私は…私達6人の騎士は、夕陽に照らされた大草原の中にいた。馬に乗り、ゆっくりと馬を歩かせながら―






「サアアアアアアアアアアアアア―」



(とても、綺麗な景色ですね…)



夕暮れの草原を吹く風を、全身に浴びながら私は思う。

オレンジ色に輝く草原が、地平線の彼方まで広がっています。


う~ん、いつも見ている景色ですが…


やっぱり、いつ見ても綺麗な景色ですね。


そして、その景色は私に寂しさも感じさせる。





何故でしょうか―


地平線の彼方に見える山並みは、夕陽に照らされて…燃える様に赤くユラユラと煌めいています。そして、その更に彼方には…





        雄大な夕陽が、赤々と見える。





私は…





私達は今、そこに向かっているのでしょうか―













いや、今日の任務(周辺の害獣討伐)を終えた私達は…

これからパーシャの町に帰る所でしたね。



「イブさんっ、イブさんっ!!」

「私の話を、ちゃんと聞いて下さいよ!!」


キャロットさんは、私に必死になって言いますが。

あ~、何の話をしていましたっけ?




「馬に乗っている時に、ボーっとしていたら馬から落ちゃうわよ」


私の隣にいるルイアは、言う。



「ごめん、ルイア…」





「疲れているのは、分かるけど…」

「ボーっするのは、パーシャの町に着いてからにしなさいね!!」


「すいません、サニーさん…」




「イブは、よくボーっとしてるもんな!!」


「う、うるさいわねっ!!」


私は、バルモに言う。




コーレン副団長は…

そんな私達のやりとりを見ながら、ため息をついていた。




「それより、皆さんっ!!」

「私の話を、流さないで聞いて下さいよ!!」


キャロットさんは、皆に必死になって言います。


あ~、それで何の話をしていましたっけ?




「皆さんは、精霊はいると思いますか?」


キャロットさんは、真剣な目で聞いてきます。



「…」(私)



そういえば、貴方…幽体離脱の薬とか、作っていましたよね。

キャロットさんは、霊とか死後の世界とか…そういった類いの話が好きみたいでして、たまにこうして、皆にも関連した話題をふってくるのです。


(ですが…)


この魔法がありふれた世界においても、霊とか死後の世界とか、そういった類いの話しは確証がなくて…存在するかどうかも分かりません。

私は、きっとあると…少し思いますけどね。



でも、実際はそんなの分かりません。



なので、今…


キャロットさんが作ろうとしている幽体離脱が出来る魔法薬も勿論、開発に行き詰まっているらしいです。それも、そのはずです。地球で例えるならば、タイムマシンを作ろうとしている感じですから。




それくらい…ぶっ飛んだものを作ろうとしている訳ですから。



夢は壮大で、良いかもしれませんけど。



そして、この世界の精霊の認識も―





「精霊は、おとぎ話の中の存在よ」


ルイアは、キャロットさんに真面目に答える。

そうなんです。精霊は、おとぎ話の中の存在なのです。



「俺は、いると思うぞ!!」

「俺達が魔法を使えるのは、精霊が俺達の中に宿っていて、力を貸してくれるからなんだ!!」


「そして、ピンチになったら、その精霊が出てきて助けてくれるんだ!!」


バルモは、熱弁をしています。




「…」(私)




あ~、そういえば…そんなおとぎ話もありましたね。


まぁ…精霊に関しては、色々なおとぎ話がありますからね。

私も子供の頃に、色々と読みました。私が好きだったおとぎ話は…悪魔と闘う主人公の仲間がピンチになった時に、主人公が精霊を呼んで助けてくれる物語ですね。因みに…ルイアも、そのおとぎ話が好きで何回も一緒に読んでいましたね。




          (とても、懐かしい…)




そのおとぎ話の名前は、何でしたっけ…?


何回も読んだはずなのに、ど忘れしてしまいました。


それにしても、バルモ…その歳で、まだおとぎ話を信じているなんて、ゴツい体格に似合わず、とても純粋なんですね(笑)






「俺も、いると思うぞ!!」


意外にもコーレン副団長も、そう言いました。




「「やっぱり、いるんですね!!」」

「「どこに、いるんですか!?」」

「「詳しく教えて下さアア~い!!」


キャロットさんは、今日1番の食いつきでコーレン副団長に聞きます。


コーレン副団長は、少し困って言い直します。




「いやいやいや…」

「いるとは思っているだけで…実際は、そんなの分からないよ」

「だがな、この世界はとても大きくて、広いからな…」



「もしかしたら…」



「この世界のどこかに、そうゆう存在もいるかもしれないぞ」




コーレン副団長は、夕陽を見ながら答えます。







「ここの男共は、ロマンチックだねー!!」


サニーさんは、クスクスと笑いながら言いました。




















           「フフフフ…」










     ―じゃあ、もしかしたら精霊はいるのかしら―












            (イブ…)









            (イブ…)












「じゃあ、もし私が…私達がピンチになった時は、貴方が精霊を呼んで助けに来てくれるのかしら?」




ルイアはー


私に振り向き、声をかける。




私は…ルイアと他の皆を見ようとしたが


夕陽と重なり、眩しくて見る事は出来なかった。





まるで、夕陽の中から話しかけられているみたいでした。









「ルイアも子供なのね…」


「じゃあ、分かったわ…」


私は下を向いて、冗談混じりで答える。


でも私の魔法は、精霊を呼べるんでしょうか…








「だから、期待しないで待っていてね」






「フフフフ…」






「待っているわ―」







そして、5人の騎士は夕陽の中に消えていきます―













※更新頻度については、あらすじをご確認下さい。是非、評価とブクマ登録をして頂けたら嬉しいです。

宜しくお願いします!


※Xでは少しずつ漫画にしています!気になる方はプロフィにXのリンクを貼ってますので、是非見て下さいませ!Xのフォロワーも募集中(相互なので、フォロバします)!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ