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45話 情報収集(前編)







あの悪夢を見た後からは、一睡も出来ませんでしたー




そして…朝になると同時に私は、このパーシャの町で情報収集を勤しんでいました。本当に何かにとり憑かれた様な感じで、必死になりながら。


それで、集めている情報と言いますと…あの夢で出てきた銀髪の女性の事と、そして…この身体の人物『イブ』という少女についての情報を、町の人に聞き込みをしながら。







             「…」(私)






…と思いましたが、しかし。





     「ザアアアアアアアアアアアアアアー!!」





町は…強い雨が降っていて、人は殆ど歩いておらず、聞き込みは全然出来ませんでした。そして、私はある場所に自然と辿り着いていた。







         「ペラペラペラペラ…」



         (フムフムフムフム…)





私は今、あのお喋りが好きそうなオバサンがいる本屋で、ペラペラと本を読んでいる所です。私は…早速、サボって本を読んでいる訳ではありませんよ。


私は『イブ』や『銀髪の女性』以外にも『カコシ』の霧についての情報をもっと詳しく調べたり、それに関連して…このパーシャの町の歴史についてなどなど、手当たり次第に色々と調べていました。




お喋りが好きそうなオバサンは…


そんな私を見て、心配していましたが、私は『私は、今まで怪我をした事がない箱入り娘なんで、全然大丈夫です!!』と言って、押し通しました。


そう、無理矢理にね!!




と…まぁ、ここは本屋ですので、このパーシャの町やヴェル王国の歩みについては、本を読んで簡単に知る事が出来ました。特に気になったのが…今から140年前に起こったバルキード王国との戦争についての記述ですね。



この『カコシ』の霧が発生する様になったのも、同時期ですし。













               ○













これはー






         今から140年前のお話です。







この戦争を仕掛けたのは、バルキードの方からとの事です。



原因はこのパーシャの町から近い “天魔の山脈” から取れる魔石の所有権を争ってとの事みたいですが、実際に戦争が始まるとその魔石の所有権の独占どころか、この王国自体を侵略しようとしたらしいです。



バルキード王国は、強固なゴレーム兵やサラマンダーを使役して、ヴェル王国の騎士達と闘ったとか。



…サラマンダーとは、火を纏った恐ろしいトカゲの魔獣であり、口から吐く炎はとても高熱で、あらゆるものを溶かすらしいです。巨大サラマンダーともなれば、C3(カテゴリー3)に分類されて、1匹でも出現したら町が壊滅する危険があるとの事です。


              



           

          (恐ろしい、魔獣ですね…)



    (こんな恐ろしい魔獣とは、絶対出会いたくないわね…)





ですが…


ゼニィーは『サラマンダーの吐く炎も、バリアの前では只のドライヤーの風と一緒だよ~!!』と言っていました。







「…」(私)



この世界、ドライヤーもあるんですね…


そういえば、私のポーチの中にはドライヤーは無かったわね。


今度、欲しいわね。








「ゴホン―」





そして、強固なゴレーム兵ですが、これが一番厄介だったらしい。


このゴレーム兵は、頑丈な岩石で作られていて、中にバルキードの兵が乗り込んで操るみたいですが、その耐久度はドライヤーの風…ではなくて、サラマンダーの炎をも防ぐ程に、強固だったみたいです。



それはー


この王国の優秀な騎士達の攻撃でさえ、このゴレーム兵達は易々と防ぎ、ヴェル王国の町を次々と火の海に変えていったという。ヴェル王国は、そんな苦しい戦況が続いていたそうですが、しかし…



ある時を境に、その戦況がガラリと変わったとの事です。







それは、ヴェル王国が作り上げた3つの優秀な魔法具のおかげで。


3つの優秀な魔法具が、この王国を救ったそうです。


これらの魔法具の大まかな能力ですが…






まず、1つ目は “優秀な回復薬” 


これはどんな傷でさえも、すぐに治してしまう回復薬らしい。この回復薬で、闘いで傷を負った騎士達を瞬時に治して、戦力が欠けるのを防いだとか。



2つ目は “敵の内部情報の諜報”


これで敵の作戦を看破して、その行動の全てを把握したらしい。更に偽の情報を流す事も可能で、容易にゴレーム兵や使役するサラマンダーを罠に嵌める事が出来たとか。



3つ目は “敵の錯乱と無力化”


これで敵を錯乱状態にして、その戦力を無力化したらしい。この魔法具の力によって、バルキードの戦力の大部分を削いだとか。




これらの魔法具のおかげで…みるみる戦況を打開して、ヴェル王国が勝利をしたとの事です。優秀な魔法具の前では、ゴレーム兵という強固の鎧も役に立ったなかったみたいですね。



そして、今ではこの3つの魔法具は、ヴェル王国を勝利に導いた『勝利と栄光の魔法具』として、この王国のどこかに厳重に保管されているとの事ですね。



はい、めでたし、めでたし。










「パタン―」







私は、静かに本を閉じます。













※更新頻度については、あらすじをご確認下さい。是非、評価とブクマ登録をして頂けたら嬉しいです。

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※Xでは少しずつ漫画にしています!気になる方はプロフィにXのリンクを貼ってますので、是非見て下さいませ!Xのフォロワーも募集中(相互なので、フォロバします)!

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