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37話 イブVSゴブリン







「えっ、怪我しないってどうゆう事…!?」


私は驚いて、振り向きゼニィーに言う。



「そうそう、言い忘れてたんだけど…ボクを召喚している間は、イブもボクの十八番でもある “銭の魔法 マネーバリア” が使えるんだよ。もう、さっきから発動しているよ~!!」


「えっ、バリア!!」



(…てかっ何なの、その変なネーミングは!?)




「このバリアはね~!!」

「全身が常時、バリアに覆われてあらゆる危険から身を守ってくれる便利な技だよ~!!」



「高位の魔獣を召喚するとね…」



「…」(私)



ゼニィー曰く…


高位の魔獣を召喚すると、召喚した人(術者)にも何かしらの特別な効果が付与されるみたいです。その特別な効果とは、召喚した魔獣に因んだものであり、有名な話しですと…竜を召喚すると、召喚した人も竜の様に火を吐ける様になるとか。




それで、ゼニィーを召喚した場合は…


召喚した私も、ゼニィーのバリアを使える様になるらしい。







「耐久力は、C5(カテゴリー5)までの魔獣の攻撃ならば、問題無く防げるよ~!!」



「C5!?」

「いや、基準がよく分からないわ」




「C5で有名な魔獣といえば…竜とかかな~!!」


「えっ、竜ですかっ!!」



「一般的な竜の攻撃ならば、数百回は防げるよ~!!」




「凄い…」

「とても頑丈なバリアなのね」





因みにゴブリンは、最弱のC1らしい。


そして…このバリアは昨夜、私が寝ている間に構築されたとの事です。


イメージとすれば…

全身に透明度が限り無く高い、頑丈な鎧の形をした結界を身に付けている感じでしょうか。



(いつの間に…全然気付かなかった)





「…という訳だから、頑張ってね~!!」


「あっ、はい!!」


(でも、本当に大丈夫なの?)



私は、心配で一杯です。











   

              ○











「フウウウウウウウウウウウウ―」



私は剣を片手に深呼吸をして、精神統一を行う。



イメージとしましたら、この大草原と一体化する様な気持ちです。



私は、大草原の一部…大自然の一部…




「ヒュウウウウウウウウウウウ―」







そんな私が今、持っている剣は、オッサンの忘れ物の剣でした。


ゴブリン達の手には、木の棒や錆びた剣?が握られていたので、私も何か武器があった方が良いかと、なんとなく思いまして、ポーチから出しました。



「「ドドドドドドドドドドドド…」」



「ウギャー!!」 「ウギャー!!」


「ウギャー!!」 「ウギャー!!」


「ウギャー!!」



向かい来るゴブリン達との距離は、数十メートルまで迫っていました。


その唸る声や、走る音が私の耳に響いています。



私は剣を強く握り締めて、今からゴブリン達と―








          ―決闘を始めます!!―







イブVSゴブリン開始(カアア~ン!!)


((一昨日のリベンジ―ぐはアアアアっ!!))


私はゴブリン達に向かって走り出した瞬間…

いきなり、足がもつれて転んでいた。




「いや、今のは…ゴブリンの魔法攻撃なのか!?」


私は、思考を巡らせて判断する。




「いや、普通にイブの運動神経が無さすぎるんだよ…」


ゼニィーは、困った顔で言った。





「…」(私)




あ~、でも転んでも怪我してないし、全然痛く無いわね。

私は盛大に転んだにも関わらず、掠り傷ひとつ付いていませんでした。



「ねっ、ボクのバリア凄いでしょ~!!」


「そ、そうね…」



(これなら、いけるかも)



では…私は仕切り直して、再び剣を握り締めて、唸り声と共にゴブリンに斬りかかります。



「「ウオオオオオオオオオオオ~!!」」


「「ガキン―!!」」



私の剣がゴブリンに当たるが、斬れずに弾き返される。


コイツ…なんて硬さなの。まるで鉄の様な硬さよ!!

私は、唖然とする。



「いや、これはゴブリンもきっとバリアを―」


「いや、イブの腕力が無さすぎるんだよ…」




「…」(私)




では、次は使える魔法を確認してみましょうか…あのギルドカードに書いている魔法が使えるのかしら。でも、あまり覚えて無かった。


私は一度、ポーチからギルドカードを取り出します。


そして、ギルドカードをタップして、使える魔法を目の前に映し出す。



因みに…

昨日、ゼニィーを召喚した時にギルドカードをタップしても、何も反応が無かったのは、ギルドカードの中の魔力が切れていたからとの事でした。ギルドカードも魔法具の一種で、魔力で作動しており、定期的に魔力の補充が必要らしいです。



昨日の夜に、ゼニィーに魔力の補充をして貰いました。


例えるならば…


スマホの充電が切れた感じでしょうか。



じゃあ、ゼニィーはスマホの充電器ですね(笑)







(フムフムフム…)


「「ガンガンガンガンっ―!!」」



私はゴブリン達の総攻撃を背中で受けながら、使える魔法を確認していました。辺りには、叩かれた私の鈍い音が響き渡っています。


これは中々、シュールな絵面ですが、あと何か心なしか少し痛い気がした。バリアは、効いているはずですが…




『☆×0(ゼロスター)   経験値 0EXP』


“銭の魔法”


マネーバリア(new)



“魔獣使役の魔法”


安らぎの匂い、しつけの音、魔獣の気持ち、創鞭、魔獣にお願い


魔獣操作、親和契約



“魔獣召喚の魔法”


通常召喚、カムバック召喚(使用中)



“果ての魔法”


魔法強化





「…」(私)


ゼニィーから貰った “銭の魔法” がピカピカと点滅していました。


…あと、このギルドカードは、親切にも使える技の説明が書いてありますね。技名をタップすると表示されます。とりあえず…上から順番に使ってみましょうか。私は説明を見ながら、頭の中でイメージします。



まずは―


「「それ “安らぎの匂い” を発動!!」」



「ボフっ!!」


(わっ、何か出たっ!!)




私の差し伸べた手から、薄ピンク色の粉がキラキラと少し出た。


なんかトイレの芳香剤みたいな匂いがするわね…


そして風に吹かれて、あっという間に匂いはどこかに消えていく。





「…」(私)


えっ…これで終わりですか。







       「「ガンガンガンガンっ―!!」」






相変わらず、私はゴブリンに叩かれている。


もう100回以上、ゴブリン達から攻撃を受けているわね…


ですが、バリアはビクともしません。







―じゃあ、次の技をいきますよっ!!




次に期待です!!











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