表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/50

13話 2次会(後編)






コーレン副団長が、手に持っている3つの星が刻まれたカード…


それは、ギルドカードと呼ばれています。





          ギルドカードとは-





世界のあらゆる国に、置かれている冒険者ギルドが発行している特殊な魔石で作られたカードの事で、そのカードには色々な情報が記録されています。




例えば…


『今まで倒した魔獣の数』や『使用する事が出来る魔法』などの魔獣討伐と魔法に関する情報や、それから『名前』や『出身地』や『職業』などの基本的な情報も記録されており、身分証としても広く使われている重要なものです。




この世界では…


魔獣(主に害獣)を倒すと、その魔獣の魔力や生命力を少し吸収する事が出来まして、その分強くなれるのです。



それはつまり、魔獣を倒せば倒す程に強くなれるのです!!

そして…ギルドカードには、その特殊な効果により、今まで魔獣から吸収した魔力量(俗に経験値と呼ばれているもの)を見る事が出来まして、その経験値の累積がある一定の量を超えると、その活躍を称賛して…





    ギルドカードに、星が自動的に付与されるのです。





そんな感じで…

ギルドカードに星が付与されますと、その冒険者は星の数に応じて“◯◯スター”との通称で呼ばれます。


コーレン副団長がなったスリースター(3つ星)は一流の冒険者として世間から呼ばれており、騎士にとっても、それは大変名誉ある勲章の様なものです。因みに、私とルイアはワンスター(1つ星)ですよ。





そして、勿論-


付与された星は、その活躍を称えるだけの飾りではありません。

魔獣を倒せば倒す程に強くなるのです。

つまり、付与された星の数に比例して、実際に強いのです。







とはいえ、いきなり極端に強くなる訳ではありませんけど…




ツースター(2つ星)くらいから、人並み外れた動きが出来る様になると言われていますが、それには…とても多くの魔獣を倒す必要があります。私とルイアも、もう少しでツースターになれるのですが、ここまで来るには…本当にとても大変な日々でした。




そして、その上のスリースターになる為には、更に途方もない多くの魔獣を倒さなければならないのです。







この王国のスリースターの騎士は―



一流の騎士とされ、騎士団長や副団長クラスの実力とされています。

私とルイアのワンスターは、一人前の騎士といった感じでしょうか…あとですが、ゼロスター(星無し)は半人前の騎士、ツースターは…良い感じの表現がないので、一人前の上の存在(但し一流ではない)の騎士とされています。










         「カラン、カラン―」





          「ハァ…」(ため息)







私は、もう1回空を見上げて…


いや、ここは酒場の中なので…


薄暗い天井を見上げて、ため息をつく。





グラスに入った氷が『カランっ』と音を立てた。





(私も、いつかスリースターの一流の騎士になりたいものです…)



私は心の中で、そんな思いを抱きます。







       「ペチャクチャ、ペチャクチャ…」




       「ペチャクチャ、ペチャクチャ…」





その後ー


スターレス団長に、張り合うが如く…  

自身の活躍を長々と語り出すコーレン副団長。


コーレン副団長は、皆がスターレス団長の事ばっかり話題にしていたから悔しかったのでしょうか。そして、大分酔いも回ってそうです(私も含めて…)



明かりが暗く灯る酒場の席で…


眠そうに適当に相槌を打ち、聞き流していく私。







そして…





「私だって、いつかスリースターの騎士になるんですからねぇ~!!」


私は心の中で思ったつもりが、声に出ていました(…お酒って怖い)





「言うね、イブ!!」 


皆は、そう言う。



「イブ、お前もスリースターになるのか。じゃあ待っているぞ!!」

「険しい道になると思うがな、ハハハハハハ―!!」 


コーレン副団長も、そう言って笑っていました。







「「じゃあ、俺も(スリースターに)なるぞ!!」」(バルモ)



「「勿論、私もね―!!」」(ルイア)



「ついでに、私も…なりたいです」(キャロット)




「私は、もう少しでなれるけどね」(サニー)




「「えっ、そうなの!!」」

「「じゃあ、私はその倍のシックススターになるぞオオオオ!!」」





      「「ハハハハハ~、何それ!!」」(皆)







それからは…

皆、それぞれ言いたい事を言って、飲み会はお開きになりました。




また、いつかこんな感じで皆と飲みに行きたいですね。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ