二百文字小説『家主と大工』
ある家主が、傾いた古家の補強に大工を雇った。
次の日に様子を見に行くと、大工が家を取り壊そうとしていた。
驚いた家主は大工を問い詰めた。
「建て替えないと無理です」
改築する金などないと言う家主に大工は渋々従ったが、案の定、補強の途中で家が更に傾いてしまった。
怒った家主は大工を解雇して他の大工を雇った。
その大工は補強中に屋根を壊してしまったので、解雇した。
家主は言った。
「どこかに良い大工はいないものか…」
ある家主が、傾いた古家の補強に大工を雇った。
次の日に様子を見に行くと、大工が家を取り壊そうとしていた。
驚いた家主は大工を問い詰めた。
「建て替えないと無理です」
改築する金などないと言う家主に大工は渋々従ったが、案の定、補強の途中で家が更に傾いてしまった。
怒った家主は大工を解雇して他の大工を雇った。
その大工は補強中に屋根を壊してしまったので、解雇した。
家主は言った。
「どこかに良い大工はいないものか…」
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