表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ソーニャン節

作者: 猫乃つづり

「猫がソーラン節を踊れるわけがない」

傲慢である。

猫がソーラン節を踊ろうとして、

何が不都合なことだろうと思われるのが心外だった。

猫は自分自身が踊れる存在であることを

示すために、努めてソーラン節を試みるが、結果的に猫は人間にできて、自分にはできないということを、覆したくて動いているが、

どうにも、ソーラン節というものは

人間の動きに合わせて動かすことに精一杯で、対して自分というものは、その反応に適応できずにもがいていた。踠くうちに何か、閃きが生じていく。

ソーラン節はソーラン節であるべきなのだろうか。猫はソーラン節をソーニャン節として

踊る。たとえ、この単発じみた躍りで、端から見たらつまらないと思われることでも猫は努めて踊ることに全力を注いだ。自身の魂を躍りに込めて歌って踊った。その結果、猫はソーニャン節として人々には受け入れられたものの、見ている者にとってはお道化、暇事のように受けいられるかもしれないが、今後とも踊っていきたいと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ