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~夢だけ見ていた異世界転生~   作者: 小説読めない人
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第二話 「人生にチュートリアルなどない。」

~あらすじ~

コンビニへ向かう一人の青年 粋人(いきりと) 太郎(たろう) はなろう作者の魔の手によりトラックにひかれて死を遂げる。

そして次に目を覚ました場所はどこかわからない町外れの草原...

人生にチュートリアルはないものだが,異世界に限ってあるものではなかったようだ。

さて,普通トラックひくかれて次に目が覚める次に見る光景はなんだろうか,病院の病室の天井か天国だと考えるのが妥当だろう。

けれど僕の場合は異世界転生だ。

クズの神と空に浮いた和室でちゃぶだいを囲んでいるか,向こう側の椅子に座っている女神と話すか,など色々なケースが想定されるが...

僕の場合は違った。

ただ 広大な世界の中にいきなり放り込まれたのだ。

こういう場合は主人公ならではの能力(チート)を授かったりするもののはずだが,僕はいきなり,何も与えられず,すべてを説明されずに,ただ広い野原の中で目を覚ました。

現世でも人生にチュートリアルがないようにこの世界でもないのだろう。あったとしても都合がよすぎる。

異世界転生という言葉に期待の念を強く抱いていた自分がバカのようだ。

辺りには,日本とは違った様子の石造りの家々,強固に見える石の城壁,作物の成った畑,ウシなどの家畜を囲んでいる牧場の柵等が見える。どうやらここは町のはずれのようだ。

ここにも,「社会」というものが形成されてされているようだった。

そしてようやく自分は転生したということが理解できた。 だがまだ「異世界である」という確証にはならなかった。

とりあえず自分の姿はヒトであると全身を手でさわり確認した。

もし,雑魚モンスターに転生でもしてたら,例を挙げるとすれば,スライムか蜘蛛辺りだとしたら,能力(チート)を持たない雑魚モンスターなど動く経験値も当然だろう。

服装と持ち物などはもとの世界と同じだ。

デロンデロンのパーカーのポケットからスマートフォンの角がよく見える。

とりあえず生きるため,食い口を見つけなければいけないのは確かだろう。

僕は町の中に足を進めることにした。



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