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生と死の狭間で  作者: border
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6,救済

「父さんと母さんがいたらしいです。でも、二人とも物心つく前に死にました!」


「そっか……」


成程、典型的な孤児の例だ。

次になにを質問しようかと考えていると、ふと、疑問が浮かび上がってきた。



「なんで、君は、孤児院の人達を殺したの?」


「えーっとね、虐められてたから!」


「周りの大人とかに助けてもらおうとは思わなかったの?」


「助け?助けなんて求めて、何になるの?

この世で、救済を求めることが出来るのなんて、よっぽどの馬鹿か、周りにやさしい人っていう自己満足に浸りたい人がいる人だけだよ!

しかも、その人達の苦しみは、ただの甘えなんだ。






本当に救済を求めている人を、救済するのなんて、最初から不可能なんだよ?


だから、お兄さんも、私を救おうなんて、偽善者ぶらなくていいんだよ」


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