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第2話 このままでした

あれから結構な時間が経ったような気がする。最初にあった周りで動いているような気配が無くなった。


あいかわらず動けない。思考はできる。


できるからこそ困ってる。死んだせいか、眠くない。生きている時は寝ることが出来ていたけど、今は全く眠くない。羊を10万匹数えたところで眠るのはあきらめた。


さて、どうしよう。


ーー


おっ、また周りで何かが動いているような気配がする。


うん、これは多分、人か何かがいて納棺の準備でもしてくれているんじゃないだろうか。ただし体が動いている感じがまったくないから、納棺じゃないのかもね。


ーー


あれから100回以上、気配があったり、無くなったりを繰り返したが、私は何も変わらなかった。


なんだ、これ。はっきり言ってどうしようもない。


あまりにも暇なので心を一点に統一するような感じで瞑想っぽいことをすることにしている。このまま過ごせば悟りでも開けそうだ。


ーー


とうとう気配が来ることが無くなった。

瞑想以外何もすることがない。狂うこともできない。

死んでいるから死ぬことも出来ない。

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