~第二話~ー仲間ー
コッコッー。長い階段を下って一息つくルーン
『終ったか』いつものとうりそのニヤケをやめない岩石丸
『あぁ…………やっとな』ルーンは一晩寝ていないせいか完全に疲れている様子だった。
ドン
『うわっ!!』ルーンは叫ぶそしてそこにいる人を見つけると顔がこわばったような表情だった
『つっ…………。』そして怒りがこみあがる
『えへへっ。付いてきちゃった』
バァァァアン!!
『なんで!!』そういって女の子の頬を叩く
『なんで!何で来た!?』女の子のは今の瞬間何が起きたのかと自分が倒れた地面を見る
『付いてくるなって、あれほどっ!』ルーンは呆れた様に後ろを向く。ガシャマルが目をまんまるくして黙っていた。
女の子のほうに変化が起きた。
『うっうっ。お兄ちゃんが心配でっ、しょうがなかったの!なんでわかってくれないのよぉっ』
そう言って声を張り上げる
『お兄ちゃんのばかっ!』
『黙れ…………村の掟も守れないバカに…………はた迷惑な事を色々と言われたくないんだよ!!血も繋がってないくせに』
『オイオイいいすぎじゃねーか?』ルーンは唇を噛んだそして女の子も立ち上がり、出た涙を拭きながら沈んだ表情で何処かに消えてしまった
『仲間って…………なんなんだろーな』ルーンは呟いた