表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボウケンクイキ  作者: べにめそ
11/11

~第十一話~ー嵐の後にー

ーードンガグールを倒して飛竜丸に乗ろうとしたルーン。すると突然、急に辺りが暗くなり雷をともなった豪雨がふりだした 。嵐だ


『竜巻!?こっちに来る!』

飛竜丸が竜巻に気づいた頃には(すで)に遅し

飛竜丸の背中からルーンは振り落とされた


『ルーン!』


ルーンは突風が強すぎるせいで息ができない


『もう…………だめだ』


諦めかけたとき長老に貰ったエメラルドのペンダントが光を()びルーンの身体を包み込んだ

心地よい森の空気を含んだその光は次第にルーンの眠気を誘った



『…………』

ーーそしてその光はルーンを包んだ後ゆっくりと消えていった。その直後飛竜丸の声も届かずルーンは地面へ向かって落下していった。



ーーーー

ーーーーー

ーーーーーー嵐が通りすぎてルーンは自分がベッドに寝ているのが解った


『ハッ!』

いきよいよくベッドから飛び起き目に入ったのは…………

全身毛むくじゃらの獣人(じゅうじん)


『やっと目が覚めたか』


『貴方は……ここは?いたたっ』

ルーンは腰をさする


『大丈夫か?私はゴルーダ。この城の騎士だ』


『しろ?』


『そうだ、貴殿(きでん)は我が城が所有している森に倒れているところをうちの兵士が見つけここへ』


パチクリ

パチクリパチクリ

ルーンは辺りを見回してようやく事態がつかめた


『っぇええええええええええ!!!』


ルーンが大声を上げるとゴルーダは耳をふさいで怒鳴った


『うるさい!城内では静粛(せいしゅく)に』


かなり響いた様子で、耳をさすりながらルーンを睨む


『あ。ごめんなさぃ』


『まぁいいさ……で、貴殿は行くあてはあるのか?』


ここは知らない場所

森に帰る道も知らない

ルーンは考え込んだ


『フッ。行くあてが無いのならここで騎士にならぬか?見たところ貴殿は剣の使い方が素人には見えぬ』




ゴルーダはそう言うとルーンを見て不思議な笑みを浮かべた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ