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カカの天下  作者: ルシカ
875/917

カカの天下875「第三十一回、カカラジ!」

お知らせがあります。なんと……私、870話と873の更新を失敗してました! ぶっちゃけ875話の更新も先週失敗してました! 原因はPCの調子が悪いせいです。全然気づきませんでした……というわけで、今回しっかり抜けてた話を更新したのでちょっと戻って読んでみてくださいね。ではではカカラジどぞ。

「こんにちは、香加です」


「留です」


 作者です。


「突然ですがニュースの時間です。ただいま私たちの住むこの街で大変なことが起きています。なんと短冊に書いた願いが無差別に叶えられているというのです」


「とある公園の桜に吊るした願い限定、だけどな」


「はい、そんなわけで今回のもしもコーナーはおやすみです。桜の魔力が暴走しているなか、ヘタにもしも話をしようものなら……」


 本当に叶えられてしまうかもしれない、と。


「恐ろしい! 特に僕なんか変なネタが多いからな。休止してくれて助かるよ」


「そんなわけで読みます。『青かご』さんからいただきました。『カカの天下862の ノゥノゥぶっちょさん で両想いでトメと部長がくっついたら」というもしもを」


「休止じゃないのかよ!」


「や、これだけは読んでおいてもいいかと」


「やめてくれよ頼むから! しかもよりにもよってそんな内容!」


 恋愛小説のような描写か……よし!


「やる気になるな作者! 殺る気になるぞ!」


 ちぇ。


「というわけで、七夕騒ぎが終わるまでおあずけです。『青かご』さん、もう少し待っててね」


「一生待っててくださいね」


 近々ちゃんと書きますからね。


「……書かれる前に部長を始末するしかないか」


 物騒な話はさておき、とりあえず前置きを。この番組はネット小説『カカの天下』をわふーっとするため、最近のニュースと読者さんの投稿を交えながら、わふーするラジオ的お話です。ここの香加と留は本編の影響をあまり受けないはずなのでよろしく。


「影響を受けないなら部長のもしも話やっていいじゃん」


「どっちにしろそんなもんやりたくないわ!」


 ちぇ、CM。




「なんでも願いが叶う桜の木! これに短冊を吊るせばあらフシギ、本当に願いが叶っちゃうのよ! 『家がほしい』と願った人には頭上から家の材料が次々と降ってくるし、『お金がほしい』と願った人には一円玉が常に降ってきてるみたいです! 私ですか! ええ、『痩せたい』と書きました。一秒につき1グラムずつ減っていってます。嬉しい、嬉しいんですけど、い、いつ止まるんでしょうねぇ? 最後には、どどどどどうなるんでしょうねぇ! 恐い! 恐いよぉ! というわけで私だけ不安なのは癪だからおまえらも何か書けー!!」




 CMがあけて。


「『街のとある女性』から現在進行形のCMとしていただきました」


「……なんか、願いの叶え方がおかしくない?」


 まぁほら、クララちゃん不器用だから。


「そーいやそーだね」


「姉が持ってきた短冊の数は百を超えてたしな。そんな大量の願いを相手の都合に合わせて叶えるなんてできないだろうさ」


「確かに。じゃあ他の願いごとをした人はどうなってるんだろう」


 ちょっと覗いてみましょうか。現場の小枝さん? ――中継を繋げます。


『はいー、こちら現場の小枝ですー』


「小枝ちゃん! 街の様子はどう?」


『はいー、まず私は現在、商店街にいるのですけどー。大変なことになってますねー』


「例えば?」


『えっとー、まず『空を飛びたい』って書いた子供たちが三十人ほど飛行してますー』


 なんでそんなに飛びたい人が多いんだ。


『他にはですねー、『お腹いっぱいになりたい』っていうおじさんが太ってますー』


「そういう意味にとったんだ」


「ていうか短冊に書く願いとしてそれはどうなんだ」


『あとは、『格好よくなりたい』って書いた人が怪獣に変身しましたー』


「あー『人として』とか書かないとこうなるわけだな」


『バカですねー』


 容赦ないな小枝ちゃん。


『あとはですねー、『毛が生えてきますように』ってかいたハゲオヤジさんが、とある部分の毛が伸び続けて困ってますー』


 とある部分ってどこ。


『そんなわけでー、私はその際限なく伸び続ける毛を切り続けることで商店街が毛に埋もれるのを防いでー、街を救ったってことで謝礼をもらいたいと思いますー。なのでそろそろ中継を終わりますー。失礼しましたー』


 あら、勝手に中継切れた。


「本当にすごいことになってるみたいだな」


「皆が変な願いごとばっかり書くからだよ」


「や、わりと普通の願いも多かったような」


 恐るべしはクララちゃんの曲解力、というわけですな。


「こんなことで本編の方は大丈夫なのかな」


「大丈夫じゃないだろう。特に僕」


「いろんなこと書かれてたもんねぇ」


 ではちょっとその辺の様子も中継で聞いてみましょう。現場の沙由歌ちゃん?


『きゃああああああああああああああっ!』


 いきなり響いたのは嬉しそうな悲鳴! ……嬉しそう?


『と、トメさんがとんでもないことにっ』


『きゃあああああああああああああああっ!!』


 ちなみに二回目の悲鳴はおそらく本編の『サユカちゃん』の悲鳴だ。しかもやっぱり嬉しそう。


「なんかすごいらしいよ、留兄」


「見たくない」


 ではその辺は次の話に持ち越すとして……いま連絡が入りました。突然ですが困ったことに。


「どしたの作者」


 とある場所に保管していた『危ないメッセージ』がなくなってまして。


「危ない、ってどんな?」


 カカは俺の嫁、サエちゃんは俺の嫁、等というメッセージがわんさか。


「兄としてはムッとせざるをえない内容だが……それが無くなったからどうだってんだ」


 どうやらカツコさんが持ってって、あの桜の木に吊るしたみたいです。


「待たんかい!! カツコって本編のキャラだろ!? この世界とは違う世界の住人なんだろ!? なんでそんなことが」


 まぁカツコさんですし。


「お姉だしね」


「納得できてしまうから嫌だ……や、この際は姉のことなんざどうでもいい」


 まぁカツコさんですし。


「お姉だしね」


「そうだ、そんなことより! その危ないメッセージはどうなるんだ!? まさか叶えられるわけじゃないだろうな!?」


「いやん、留兄ったら必死」


「当たり前だ!!」


 まぁ落ち着きなさい。同じようなメッセージが多すぎますので、カカやサエちゃんが分裂でもしない限り全部叶うことはありません。叶うとすれば一人ずつだけ。


「誰かは叶ってしまうのか!?」


 それなんですけど……現場の括弧さん?


『あい、括弧でーす。や、大変なことになっちった』


「うぉい! 事の元凶が何をいけしゃあしゃあと!!」 


『そう言うなよぉ弟君。あれは本編のあたしが異次元を超えて勝手にやっちゃったんだよ』


「だから、なんでそんなことができるんだ!?」


『まぁ、あたしだし』


「くそぅ、どいつもこいつも」


 まぁまぁ。とりあえずあっちの状況を説明してもらおうじゃありませんか。


「……ねぇ作者。あっちっていうけど、お姉はどこにいるの?」


 ヤホーオークションのサイト管理場所です。


「やほー?」


 はい、やほーって挨拶しながら入ることが原則で、あとは自由にオークションをするサイトです。


「ツッコんでいいか?」


 ダメです。


「残念だ」


 はい、そんなわけでそのオークションで出品されているのはカカ、サエ、サユカ、カツオの名義で書かれた婚姻届――つまり『俺の嫁』と書かれたキャラとの結婚ができる準備が整えられているのです!


「最後の誰だ」


 間違えました、カツコです。


「この世界にはすごいモノ好きがいるんだねぇ」


 他にも女性メンバーはほぼ全員、婚姻届が出品されています。


「男はいないのか」


 や、トメとキリヤも『私の嫁』メッセージがそこそこ沢山ありましたので。


「うわー嬉しくねー」


 というわけで読者の皆さんに質問! カカ天メンバーの中で誰かを嫁にできるとするならば、その婚姻届にいくら出せる!?


「うわぁなんか無茶な企画キター」


 んー、婚姻届となると語弊がありますな。よしこうしよう。カカたちを誰か、傍に置けるとしたらいくら出せますか?


「なんだかお金で取引されるって変な気分」


「まぁまぁ、久々の読者参加企画なんだし。相変わらず作者の思いつきだけど、なんだか面白そうじゃないか」


 もちろんトメとかもアリです。


「あははー、そうだと思ったー畜生」


 はい、読者の皆さんにはカカ天メンバーの中からまず一人、選んでもらいます。そしてその人を自分の傍に置けるならいくら出せるか教えてください。あくまでリアルに自分がいくら出せるかです。借金もアリです。ただし今後の生活もしっかり見据えて!


「なんて生々しい企画だ」


 ふ、カカ天はなんでもアリなのです。


 そんなわけで皆様、どしどしオークションにご参加ください。いつものように感想欄でもメッセージ欄でもオッケーです。そして必ずその額にした理由を書いてください。面白いものは次回のカカラジで紹介します。


 ただ、最近の傾向として皆様わかってると思いますが……ぶっちゃけリアルの仕事がキッツイので感想欄に返信している余裕がありません。質問にはなるべく答えるようにはしたいと思いますが、全ての返信はご勘弁ください。そうですね、本編のあとがきで答えるようにしたいと思います。せっかく書いてくださっていて、前までは全て返信していた手前、申し訳なく思いますが……どうかご理解お願い致します。


「私個人としては微妙な気分、だけど興味はあるなぁ」


 でしょう。ま、次の話を更新するまでにいただいたメッセージ等は本編にも影響させるつもりですのでよろしくお願いします。


「なんか騒動がいきなり企画の話になったが……香加の嫁入りなんか認めないぞ僕は!」


 はいCM。


「おい!」




「皆様、お待たせいたしました。本日紹介する商品はこちら、婚姻届! ~は俺の嫁、と気安く口にできるこの世の中、ならば実際いくら出せるのか? さぁさぁ皆様、自身に問いかけましょう。そして財布と相談しましょう。私たちが求めるのは真実のデータ! 恥ずかしいそこのあなたも、面倒くさがりのそこのあなたも、本気で悩むそこのあなたも! どうかご協力を。それはきっとあなたのためになる。具体的に? そうですね……うん、ネットと自分の関係の深さがわかりますよ、きっと。それはあなたの将来性とか色々考える材料になりますよ、きっと。そんなわけでこの企画、投稿よろしくね♪」




 CMがあけて。今のはヤホーオークション様からいただきました。


「つまりは企画の宣伝なわけね」


「今回のカカラジは……なんだったんだ」


 まぁ突発ニュースということでいつもとは違った感じになりましたね。さてここで今回は全くできませんでしたがコーナーのおさらい!


 普通の質問受け付けます。ふつおたコーナー。


 なんでも思いついたらどうぞ、自由枠コーナー。


 どんな宣伝でも面白ければOK! CMコーナー


 ファンキーな脅迫状待ってます、脅迫状コーナー。


 もしもな寸劇、見てみませんか? もしもコーナー。


 カカ天メンバーを誰か一人、傍に置けるならいくら出す? オークションコーナー。出せる値段をできる限りリアルに考えて、その値にした理由と一緒に送ってください。


「しかし桜の魔力かぁ……カカラジも変わったもんだ」


 あい、ファンタジー要素を出した後はしばらく普通の話が続くのでご安心を。


「ああ、僕の分身もえらいことになってるみたいだし、しばらく平穏がほしいよ」


 しばらくでいいんだ。


「……長続きしないのは諦めてる」


 なるほど。


「さて、チョップの時間だ」


 香加、やる気満々だね。


「ま、相手が決まってるしね」


「あぁ、今回は僕も異論はない、というか大歓迎だ」


 どう考えてもあの人ですよねぇ。


『というわけで――本編のカツコにカカラジチョーップ!!』


 このチョップは……きっと次回に届く。




 この番組はヤホーの提供でお送りしました。ヤホー。




 ただでさえ一週間ずつの連載なのに更新ミスをしてしまい、申し訳ありませんでした。次の話は読者さんの投稿も反映させようと思ってますので、来週載せます。皆さんの愉快な投稿、待ってます!

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