カカの天下775「第二十七回、カカラジ!」
『睫毛火射夢』さんからいただきました。
――もしも、ゴッキーが白かったら。
「なんで私を見るのー?」
「もしも黒いのが白かったら。小枝ちゃんにぴったりじゃないか」
「留お兄さんなんか嫌いー」
「ふはははは、サエちゃんに嫌われてやんのざまぁざまぁ! なんて悪いこと言ってても本当は良い子ですよ私はーえへへ蒸し蒸しジメジメした梅雨をのりきり、カラッと晴れる夏へとレッツゴーと気合も新たにどんどこどんどこ私パワーを発揮しようとしまくっている香加です!!」
「キャラ人気の上位になってからずっとこんな調子だよ……あぁ、留です」
「ゲストの小枝ですー」
それ見たことか! 最近ゲストが来ない来ないとブーブー言うから小枝ちゃんが来ちゃったじゃないか! 嬉しいぞ! 作者です。
「さてさてー。前回の人気投票では見事に笠原兄妹がトップを飾ったわけですがー」
「いやぁ、照れるね!」
「恐縮です」
「ええ、とても喜ばしいことだと思いますー」
「小枝ちゃん、ありがとう! 私はね、やる気満々だよ! 26.3回は喜び疲れてセーブしてたけど、この私パワーで今回のカカラジは夏真っ盛りに燃え上がるんだよ!」
「まぁ、頑張っていくよ」
留も香加もやる気満々。小枝ちゃんはニコニコと二人を見つめ、
「お二人とも、素晴らしいですー! ですからもう満足ですよね?」
スイッチを押しました。留と香加の立っていた床がなくなり、二人はどこかへ落ちていきました。
「ぇ、私パワー……」
そんな香加の言葉だけを残して。
「ふふふー、梅雨って暑いんですよー。蒸し蒸しなんですよー。むわむわするんですよー。ただでさえだるいのに夏真っ盛りにされると困るんですよー。というわけで」
「これからはわたしたち、沙由歌と小枝の二人でカカラジを進めていきますっ!」
どこからか登場した沙由歌ちゃん。計画的犯行です。
「えーこの番組はっ、ネット小説『カカの天下』を盛り上げるため、ぶっちゃけトークや作者の本音と建前を交えながら読者さんの投稿をアレコレうふふってするラジオ的お話です。留さんと香加はもう関係ないのでお気をつけくださいっ」
「よく言えましたー」
「……ねぇ小枝すけ。原稿通りに呼んだけど、この、留さんだけでも関係ありに」
「CMですー」
「聞いてよっ!!」
CMへ。
……あれ。CMは?
「CMがあけてー!」
「あけてないわよっ!?」
「まーまー焦らずに。ちゃんと考えてありますからー」
確かに考えてはいるものの、現在小枝ちゃんは作者の思惑を先回りして進んでいます。あーびっくりした。
「作者の手助けをしてこその登場人物ですよー。というわけで、まずはふつおたですー」
「あ、わたし読むわっ! えっと、『サイボーグ』さんからいただきました」
ふつおたと言えばこの人。さぁ内容は?
『ワタシ、サイボーグハ、アルヒトニ、ショウブヲモウシコミマス。
アルヒトトハ……
ツヅク!』
「続くなよっ!!」
珍しく普通じゃありませんねぇ。そこはかとなく普通ではありますけど。
「その相手が私じゃないことを祈るよー。もちろん『サイボーグ』さんのために。さてさて、次のおたよりは」
小枝ちゃんと沙由歌ちゃんの立っていた床が突然消えました。哀れ、二人は落とし穴の底へ。
「はっはっは、選手交代です!」
「き、桐谷! いいの? こんなことして。ワタシ知らないからね」
「結花、大丈夫です。全ては録音スタジオに落とし穴を作った人の責任です」
えぇと、まぁそんなわけで更なるゲストのお二人が登場! 最近の話題沸騰中カップル、桐谷と結花です!
「カップルじゃないわよ、こんなやつ」
「おや、ではバカップルですか?」
「違うわよ!」
「しかし私たちは付き合っているのでは?」
「そ、そ、そう、だけど、そうでも、ないというか」
「恥ずかしいんでしょう? ほら、手を握ってあげますから」
「……! あーあーそうよ恥ずかしいのよ! 別に付き合うのはいいわよ! でもなんでそれを世間一般の皆様に晒さなきゃいけないのよ! ひっそりでいいじゃないの! カップル宣言なんて公開処刑と一緒よ! 外で手を握るのなんて、殺人犯の股間を握るのよりも危険な行為だわ!」
「まぁまぁ、結花さん落ち着いて」
「興奮させてるのは誰よ!?」
「確かに殺人犯の股間を握れば興奮もするでしょう」
「話を聞け!!」
「はいはい、結花さん。あとで部屋でいくらでも聞きますから」
「う……」
「あ、と、で」
「…………」
「ね?」
「……うん」
さっさと部屋でもどこでも行きやがれ。
「はっはっは! 嫉妬は見苦しいですよ」
うるさい! 私にだって相手くらいいるもんよ! ってそんなことはいいから続き!
「えーと、カカラジネーム『さようなら、私のキリヤ さん』からいただきました」
「なんですって!?」
『さようなら私のキリヤ……
私のモノじゃないキリヤなんて、もうキリヤじゃないわ!
あぁ、さようなら私のキリヤ。
仕方ないからどこの馬の骨ともわからない泥棒猫との恋を、蔭ながら応援したげるわ!
あぁ、まだ言いたいことはいっぱいあるけど、これ以上一緒にいたら私はきっと自制心がきかなくなってしまう……だからもうお別れするわ。
最後は笑顔でお別れしたいわね?
そういえば一つ言い忘れてたことがあったわね。
ちょうどいいし、言い残して私は消えるわ。
じゃぁ、最後の言葉…ちゃんと覚えといてね?
たとえ「どこの馬の骨ともわからない泥棒猫」の家にチョコにみせかけた時限爆弾(開けたら姉が入ってるのよ……爆発はしないけど、姉が暴れだすわ)が送られてきても、私じゃないわよ。タ・ブ・ン♪(ここで最大限の笑み)
……なんて微妙なふつおたを作ってしまったんだろう。
もし時間があったら改訂版を作ります。
これでカカラジに採用されなかったら結構ショックです……、
恥ずかしいだけですもん!(中身は常識人です、たぶん)
あぁ、カカラジネーム=ペンネームです。
できればゲストにキリヤが来てくれることを望みます(だって張合いがないですし)。
感想欄などでのHNは感想欄に一回出没したので暇だったら探してみてください(ヒント・インパクトを連呼していました)。
ではまた感想欄で会えたら会いたいです。
カカバイ<終> 』
全部載せちゃいました。てへ。
「桐谷! どういうこと!! この女は誰!?」
「はっはっは! 誰と聞かれましても名前を伏せられてますし!」
「この人だったのね、タケダ医院にあの爆弾を送ってきたのは! 大騒ぎになったらしいわよ! ワタシが留守のときに院長が開いたって聞いたから、あまり知らないけど!」
まぁこの方が気になるなら探してみてください。「こういうのはインパクトが大事、名前が地味な分、コメント内容にインパクトを持たせよう」と、そんな感じに言って頑張ってた誰かさんです。たしか。
「探すわ! いくわよ桐谷」
「はい? しかしカカラジが」
「あーあー聞こえない聞こえない!」
あらら、行っちゃいました。読者の皆さんも気が向いたら探してみてください。あ、ご本人さん恥ずかしい? まぁウチのラジオに投稿した時点で諦めもついてるでしょう。あはは。
さて、パーソナリティがいなくなってしまいましたが。
「仕方ありません。クララ出現です!」
「タマしゅっちゅでしゅ!!」
おっと、ここに来て人気上昇中のコンビが。あれ、漢字表記じゃない?
「本編からタマを連れてきたです!」
あぁ、またこの子は不思議キャラを使って無茶を……
「ところで今回はCM祭りです!」
あ、それまだ内緒だったのに!
「クララしょっくです!」
まぁいいや。じゃあ始めちゃいましょう。そのためにもしも枠を減らしたんですし。
えー、最近ですね。ひじょーにCM投稿が多いです。それというのも誰かさんが『カカ天ムービーズランキング!』とかいうのを感想欄に載せてから。なんかこーアイデアに覚えのある人が我よ我よと映画CM載せてくれまして。ここはもーランキングやっちゃうべきだと判断しました。
「おお、また投票するのですか!?」
「しゅるのでしゅか!?」
や、集計が面倒くさいんで私の独断と偏見でランクを決めます。順位が上がるにつれて私のアレンジが入り、ベスト3に入れば実際に話として書きます。
「それでは早速、紹介するです!」
「クララせっかちでしゅ」
ええ本当に。まぁ問題ないんでどぞ。
「それでは15位から! 『水門』さんからいただいたです!」
ぶっちゃけほとんどこの人が書いたやつばっかなんだけどね、映画のは。
「ひいきでしゅ?」
いえいえ、ちゃんと面白いから採用したまでです。実力です。沢山送ってくださる方もいますし、一通だけ送ってくださる方もいますが、ユーモアあるなぁと私が思ったものを紹介させていただいてます。ではではカカ天ムービーズランキング15位! どうぞ。
そのノートに名前と変な事を書かれた者は必ず変な行動をしてしまう……逆に言えば、書いた内容が変であれば他者の意志を思い通りに出来るノートでもある。
ひょんな事から、貧乏神「シューク」が持ってたノートを強奪した天災少女「カカ」は、早速そのノートを使い腹黒少女「サエ」を嫁にしたが、もとより相思相愛だった為に意味が無かった。
「サエたん、もきゅーん」
「カカたん、もきゅーん」
更に変だったのは言うまでもない。
だがある日、ノートの秘密を知ったエロ少女「サユカ」が己の欲望(皆さんの想像の通りです)を叶えるべく、カカにノート争奪戦を挑む。
「もきゅーん勝負よっ!」
「も、もきゅ……!」
戦う二人はまだ知らない、全てを知り、その上で事を楽しむ黒幕(これも皆さんの予想通りです)がいることを。
『でゅみゅノート』
公開した方がいいですか!?
――カット。
「しなくていいです!」
きっぱり言いましたねクララちゃん。
「だってシューク見たくないでしゅ」
「クララ同意です!」
まー誰も貧乏神なんか見たくありませんね。
「あとなんか、もきゅノートでもいいような気もしたです」
「もきゅもきゅでしゅ」
変なセリフで埋まる前に次の14位にいきましょう。あ、ちなみにカットっていうのは、映画予告と私たちの雑談が混じりそうだったので適当につけてます。お気になさらず。
ごめんねクララちゃん、次どぞ。
「はい! 『紫神川悠』さんからいただきましたです!」
「女の道場破りが中国全土の道場を荒らし回っている」
田舎町でほそぼそとカンフー道場を営むトメカカ兄妹のもとに不穏な噂が流れ着いた。
こんな貧乏道場に来るわけない、と笑い飛ばすカカ達は知らなかった。道場破りの最終目的がこのカカ天道場であることを……。
なんか色々反則っぽい、母親譲りの暗黒拳『腹黒拳』サエ。
惚れれば惚れるほど強くなる、天性の資質『お色拳』サユカ。
道場破りカツコの襲来を迎え撃つカカと仲間達だったが、カツコの『化姉拳』には歯が立たない。
次々と仲間が倒れていくなか、カカに流れる伝説の拳法の血が目覚める!
「でゅみゅみゅみゅー!」
本格カンフーアクション! 姉だけワイヤー無し! なんでかフルボイス広東語!『燃えよカカ天!』
近日……後悔?
※作者が広東語を書けないため、アレンジができませんでした。
――カット。
「広東語書けないのですか! クララ幻滅です」
書ける人いるなら連れて来い。
「次は第13位でしゅ。『水門』さんからもらったでしゅ」
時は戦国時代……
突如戦場に現れたのは、気合いと気分でタイムスリップして来た化け物『カツコ』だった。
妹に瓜二つな『カカ姫』たっての願いにより、晩御飯にやたらキュウリの漬物を出す、ツッコミハーレム暴君『豊トメ秀吉』をデストロイする為に、(周りにとって)死地に赴く!
果たしてカツコは恋獣『サユカン』が守護するトメを殺れるのか!?
トメはカツコのボケをツッコミ切れるのか!?
そしてカカは人気投票で一位になれるのか!?
サエちゃんはどこかにいないのか!?
いくら恋獣といっても濃い獣のカツコを相手にサユカンが抵抗できるのか!?
その結末は、水門が素ネタの映画をまだ観ていないからわからない……。
「き、貴様……化け物か!?」
「うん!」
「なぜ僕を狙う!?」
「気分」
「豊トメ秀吉様はわたしが守るわっ」
「気合ビーム発射」
「わたし死んだ」
「なんでそんな弱いの!?」
ハイスピードアクション化け物ムービー『ANEMON』
ハイスピードなのは展開か、カツコの動きか。それとも見飽きる速度のことか。
そのうち公開するとかしないとか!!
――カット。
はい、タマさん感想は?
「おかーさんかこいー」
クララさん感想は?
「クララ尊敬です。クララもカツコみたいになりたいです」
こんなんは一匹いれば充分すぎます。さ、次は12位ですね。
「あい! 『六連星』さんからもらいましたよ!」
な、なんと……
「お前はオレのモノだ」
あの二人が………
「テン……」
ついに……!
「もう誰にも渡さねぇ」
ゴールイン!?
「ビールに向かってなに囁いてんだよ」
「うるせぇ!文句があんならテメェが囁いてみろ!」
「なんで!?」
※コメディではありません。
トメとテンカ、二人の日常ストーリーをなんと映画化!
「あっ……テン! いきなりどこ触ってんだよ!」
「いいじゃねぇかトメ」
「は、恥ずかしいだろ……」
「オレとトメの仲じゃねぇか」
「う……じゃあ……ちょっとだけだぞ?」
「あぁ」
ツゥ……。
「あっ……」
「トメ、お前……ココ、スゴイことになってるぞ?」
「う、うるさいな」
「お前……最後に掃除したのいつだよ? ココのホコリすごいぞ?」
「最近忙しくて掃除するヒマなかったんだよ!」
「それにしたって」
「父さんの書斎だから別にいいんだよ。変な本しかないし」
「うお、ホコリよりこの本のほうがすげぇ!」
※コメディじゃありません。
そして、そんな二人を柱のウラからトテツもない形相で睨んでいる影が一つ……
「コノ怨ミ、ハラサデオクベキカ……ニクイ……ニクイ……」
そして影の後ろにはなぜか倒れているカカとサエが……
「肉い」「肉いねー」
倒れていてもなんとなく元気そうな二人。
トメとテンカ、二人どうなってしまうのか!? そしてカカとサエは無事なのか!? サユカが両手に持っている凶器っぽいものはなんなのか!
※アクションでもサスペンスでもありません。
「家政婦なわたしは見たわっ!!」
※なんかそれ系でもありません。
コメディ要素一切無し!
トメとテンカがおりなすハートフルラヴストーリー!
『トメのテンカ』
さぁ、ビールを持って映画館へ急げ!
「あ、ビールないや」
「えー! びぃ〜いぃ〜るぅ〜!」
提供 トメテン推進派委員会
――カット。ビールを持って映画館へ。最高ですね。
「作者の趣味ですね!」
「おさけは14さいになってからっておかーさん言ってたでしゅ」
早い早い早い! それ早いから!
「クララは大人だから飲めますですよ? なにはともあれ次なのです! 第11位、またもや『水門』さんからなのです」
『タケダ一少年の事件簿』
キャスト
探偵タケダ一:タケダ
助手トリオ:カカサエサユカ
容疑者A:チェーンソウ持っててホッケーマスク付けてる人
容疑者B:帽子被ってて手に爪装着してる人
容疑者(本命):ANE
死体:シュー(やっぱりって思った人、手をあげ――あ、全員だこれ)
「さて、皆さんに集まって頂いたのは他でもない、彼を殺した犯人はこの中に」「タケダでいいじゃん」「えぇ!?」
「いやいやそんな」「お前が犯人かー!」「違ぁぁう!」
「そうじゃない!犯人はA――」「この人殺しっ!」「何故だあぁぁ!?」
(さぁ! どれが誰のセリフでしょう!?)
果たしてタケダの運命は! 結局犯人は誰だって? ……タケダでよくね?
それではカカばい!
――カット。タケダでいいと思います。
「タケダでいいです!」
「タケダなんかどうでもいいでしゅ」
はい、満場一致でおめでとう。次いこか。
「第10位! やっぱり『水門』さんからでしゅ」
『でゅみゅみゅみゅう』
古来……神話の時代より、その言葉の意味は人類最大の謎とされてきた。
意味を知れば世界を征するとまで言われたその言葉は、片や覇者の真名、片や混沌の呪文と、様々な憶測が流れたが…知識や技術が著しく発展した現代になっても解明されることはなかった。
だがある日、何の前触れも無く、何処にでもいる訳ねーだろとツッコみたい程に面白く、最強で、そして……変な少女「カカ」がその言葉と意味を何となく思い付く事になる。
それと同時期に、カカの親友「サエ」が率いる腹黒教団が動き出した。
あとなんか姉もぬるぬると動き出した。
だが、世界征服という野望と、親友を利用しているという罪悪感が、サエに重大な決断を迫る事になる。
あと姉はひたすらぬるぬるしていた。
友情をテーマとしたサスペンス・ミステリー。
『でゅみゅンチ・コード』
あと姉。
公開するとかしないとか!
――カット。だそうですが?
「タマ、感想を言うです!」
「でゅみゅみゅみゅうでしゅ」
「それしかないですね!」
あとぬるぬるです。はい、そんなわけでどんどん行きます。次なる第9位は?
「あーい、『雨天決行』さんからいただいたでしゅ」
「僕が君の兄さんだよ」
「チビッコのみんな、元気ぃ?お兄さんだよぉー」
「僕が君のお兄さんだよ……怯えてるんだね……大丈夫、怖くない……怖くない……」
突然現れた、ある少女の兄と名乗る男たち……
「――その口調が恐い」
ズドッ!(ボディーブローが入った音)
「ぐほぇ! ……怖く……ない……がくっ」
「お、俺が死んでも、第二、第三の兄が……」
「一発で三人を殴っただと? バカな! これは、飛天……ぐはっ!」
彼らは、少女の兄なのか?
ありえない!
その少女の兄は……
あの人しかいない!
「トメ、呼んでるぞ?」
「あんな乱暴なやつ妹じゃない」
……たぶん!
カカ天・ザ・ムービー!
「カカの兄はトメしか?」
2010年春
ルシカ先生宅のテレビで公開!
……たぶん!
――カット。
今思ったけど、2010年って意外ともうすぐですね。
「たぶん!」
「たびゅん!」
たぶんが気に入ったみたいですね。
「とりあえずクララ恐いです」
確かに。いきなり自称お兄さん集団が登場すればそりゃ恐い。ホラー映画ですねコレきっと。
「こわいのヤでしゅ。次いくでしゅ。第8位は、またまた『水門』さんからでしゅ」
地元の海を渡り、自由過ぎる海賊生活を送る少女、『キャプテン・ジャック・カカロウ』
カカの嫁が人には言えない方法で手に入れた船「ブラックサーエ号」に乗り、今日も嫁とツッコミ二人を連れ回し遊びに出掛ける。
その行く手を阻むのは、カカ達の出席日数が足りなくて教頭にメッチャ怒られてる『テンカー・ジョーンズ』
缶ビール一本で買収された化け物を従え、カカ達の前に立ちはだかる!
カカは勉強サボって遊ぶ為、テンカはデストロイを回避してゆっくり酒を飲む為、今! 駄目人間同士のバトルが始まる!
「サエちゃん、今日はなにして遊ぼっか」
「海賊だからー、お金を盗めばいいんじゃないかなー」
「おっけ!!」
「待て! オレがいる限り、そんなことはさせねぇ!」
「む、テンカー・ジョーンズ! なぜ私の邪魔をする!」
「教頭に怒られるからだ! あと犯罪防止だ! 大体な、トメ! てめぇがいるならちゃんと教育せぇや!」
「海賊だし、いいんじゃないか? まぁ固いこと言わずにテンも飲もうぜ」
「そだな」
「あ、あたしも飲む飲む」
「――と見せかけて確保だ!!」
「ふふー、実はそのビールの中には……」
「睡眠薬か!?」
「サエちゃんさすが!」
「うんにゃー、トメお兄さんのおしっこが」
「うぎゃああああああ!! 死ぬぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「トメさんといえばわたしの出番ねっ!!」
「サユカちゃん配役あったっけ!?」
『パイレーツ・オブ・カカビアン』(この作品はフィクションです。カカ天メンバーはこんなに駄目ではありません。………多分。)
――カット。
「本編とあまり変わらないです」
いえいえ、ちゃんと非現実な設定もあるじゃないですか。
「おしっこでしゅか?」
……それは現実にありえなくないモンだから恐い。いや、多分やらないと思いますけど……いくらなんでも。
「簡単に言えばダメ人間戦争ですね! 次、第7位にいくです。同じく『水門』さんからです」
笠原家には、女優の母と忍者の父、ツッコミの長男、そして…二人の姉妹が住んでいました。
姉妹は、妹がまだ今よりも小さかった頃は、とても仲が良く、化け物な姉が使う姉拳法を妹に教えたりして楽しく暮らしておりました。
ですが、妹の「カカ」は大きくなるに連れ、喧嘩祭りで流血キャッホーな姉のカツコを避けるようになりました。
化け物な姉がヤバくて変だと思って来たからです。
これは……距離が開いてしまった姉妹の仲を力付くで縮めようとする姉の奮闘記。
「カカちゃーん、山ごもりしよ!」
「ヤ」
「カカちゃん、熊たおそ!」
「ヤ」
「か、カカちゃん。一緒に」
「ヤだってば!! なんで変なことばっか言うの!」
「い、一緒にご飯食べようって言おうとしただけなのに……」
「……あ。そ、その、ごめ」
「さっき狩ってきた熊。美味しいよ?」
「やっぱヤだ!!」
「あたしの熊が食えんのか!? それはクマった!!」
『カカのヤバイ姉ちゃん』
同時上映
『おっぱいカレー』
『ヤナツのオニオン』
どうぞお楽しみに。
――カット。
「やっぱ本編と変わらないです!」
そうかも。
「おかーさんかこいー」
怪物ってたまに格好よく見えますよね。はいはい次は6位ですよ。
「もう『水門』さんばっかでしゅ」
(あの某超有名名作BGM演奏中)
三人の仲間と共に、世界中の富豪(特にタケダ辺り)を恐怖と笑いのどん底に突き落とす怪盗『カカン三世』
銃より言葉が百発百中一撃必殺なカカの相棒『サエ』
パンチなのに何故か斬れる斬鉄拳の使い手『アネモン』
必ず裏切るセクシー(笑)女泥棒『サユカ』
何やかんやで毎回敵役『トメ』
度々カカ達を追い詰めるILTO(アイラブトメお金)所属の銭無し警部こと『テンカ』
誰かと似ている設定の登場人物が、何と無く金持ち(タケダでいい?)(うん、いいよ)から財宝を盗んだり粛清したり、でゅみゅみゅみゅうしたりと大暴れなこちらの作品。
『カカン三世』
「タケダ、今回は何も盗まないよん」
「ま、待ってくれカカン君! そしたら俺の出番が!!」
「元からないじゃないのー」
「さ、サエ君……相変わらず急所を撃つ言葉を」
「あたしが……切る!!」
「俺の出番をか!?」
「ちょっ! わたしにも何か喋らせなさいよっ!」
「僕も――」
こんな感じで果敢に大暴れ!
くっ! 公開ネタが思い付かないっ。
――カット。
「見たいでしゅ!」
さすがお子様、ル○ンに目がありません。
「結局なにを盗むのか気になります!」
あなたの心です。
「なにとち狂ったこと言ってるですか?」
……言ってみたかったんだよぅ。大変なものを盗んでいったんだよぅ。
「第5位です!」
「水さんでしゅ」
「略したです!?」
『タマ』がさらわれた。
犯人は、不幸な出来事により強盗という無実の罪を着せられた二人組『ジョーイ&マイケル』だ。
逃亡生活が続いたストレスも有り、人質として、道を爆走する一人の子供を誘拐してしまった。
その事件は、一通りしょっくを受け終わった『クララ』により、本物の強盗をデストロイしていたタマの母『カツコ』に伝えられた。
総理大臣と官房長官の情報ネットワークを活用し、タマの元へ急ぐ!
一方タマ達は、ジョーイ&マイケルの小粋なジョークとタマの最強のボケにより、今までのストレスを吹き飛ばす程愉快に意気投合していた。しかしツッコミがいない! 逃げる、三人は逃げる。
「ツッコミを手に入れるその日まで、捕ってたまるかデース!」
「たまるかでしゅ。タマだけに」
「HAHAHA! おもしろすぎておならが出るぜ!」
これは、登場人物の意志が奇妙に擦れ違ったハートフル化け物コメディーで、元ネタの超大作映画とは何の関係もございません。
『タマルフィ』
公開したくても…公開出来ない事があるんです!
――カット。
なんかこれは、色々と発想が上手かったのであまりアレンジする気が起きませんでした。普通に上手いと思います。
「水ちゃんすごいでしゅ」
「この人書きすぎです!!」
クララちゃんや、それあまり褒め言葉に聞こえないから気をつけて。
「ウララ了解です!」
名前違う。
「クララうっかりです! 誤魔化すために第4位です!」
『おっぱいカレー』
十八禁!!
なので宣伝不能。
――カットォ!!
「終わりですか!?」
はい。なんせ十八禁ですから。
「これ、おいしいんでしゅか」
たぶん、きっと、おそらく。
「でもこれ、たしか元の宣伝には『いっぱいカレー』って書いてあったような気がするですよ?」
気のせいです。
「おっぱいがすきだからかえたんでしゅか?」
気のせいです! 次は第3位! 書き手はもちろん水ちゃん!
『ヤナツのオニオン』
友達がいないヤナツ君が、玉葱に名前付けてひたすら話し掛ける話。
公開決定!!
カット。はい、というわけで。もう忘れてるかもしれませんが、先に書いたとおりベスト3に入った映画は実際に書きます。もちろん長さはいじらせていただきますが。
「そんなに気に入ったですか? これ」
はい、そりゃもう。びびびっときました。今度、ふと思いついたかのようにこの話を挟んでやります。
「どれだけヤナツが惨めになるか楽しみです! では次、2位ですね」
2位と1位はありません。
「クララしょっくです!」
「タマおなかすいたでしゅ!」
一名変なのがいますが、それは置いといて。はい、今回は1位と2位は保留にしておきます。そして募集! カカ天ムービーズ・ランキング企画! 1位と2位にふさわしい映画を作り、送ってください! 選考基準は面白いかどうか、上手いかどうか、ぶっとんでるかどうか。ともかく私の琴線に触れたら合格です。
投稿方法は感想欄でもメッセージ経由でもオッケーです。見事、1位と2位に輝いた作品は実際に書いちゃいます。どうぞ奮って投稿ください!
「クララも投稿していいですか?」
作品名は?
「タマです!」
……なんとも安直。それ故に見たい気もする。タマはどうですか?
「ねむいでしゅ」
マイペース全開ですね。
「クララ、タマを寝かせてきます!」
え、あ、行っちゃうの!? おーい……二人そろってマイペースだなぁ。仕方ない、とりあえず進行を……えー、もう一つ企画っぽいものがあります。
イチョウの名前はなんにしよー企画!
とりあえず候補は上がったんで、皆さんにどれがいいかコメントしてもらって適当に決めたいと思います。あんまり集計とかする気はないんで、皆さんの感想見てなんとなくこれかなーってのを選びたいと思います。
候補は……『茜』『モミジ』『双葉』『秋葉』『千秋』『杏子』『直々(ママ)』『夜夏とあわせて朝夏』となっております。適当にコメントください。
それでは、ひと段落したのでムービー以外のCMをも一つ。
『カカ天読者諸君!!
ついに、777話まであと少しとなった。
これは、大いに祝わなくてはならない。
そこで、777話が掲載されてから24時間以内に、面白いコメント付きお祝い感想を評価感想欄に書き込み、ルシカ先生とカカ天キャラ一同を祝福しよう!
感想欄常連はもちろん、カカ天中毒の者は皆、是非参加しましょう!!
以上です』
『若木瀬』さんからいただきました。なんだか恐縮です、ありがとうございます。
最近仕事が立て込んでるので、いつ更新する、という約束できませんが……賛同してくださる方がいたら、嬉しいなぁ。できるだけ早く更新するつもりではいるので、もしお暇で時間が合えば……書いてくれたら……私のやる気とか書く気がアップするかも? や、それだけなんですけどね。
「はぁ……はぁ……やっと出てこられた」
「ひどい目にあったぞ……」
あ、香加と留。落とし穴から上がってきたんですね。
「カカラジは私の城! こんな罠に負けてられないよ!」
もう終わるよ。
「香加しょっくです!!」
「おい作者、いくらなんでもそれはあんまり――」
はい留。これプレゼント。
「なんだこのはがき」
『単刀直入に言います! テンカ先生と結婚しちまえ! 夢オチでも何でもいいからくっつけ! さもないと、商店街で「ひどいわ! トメ君、私の体だけが目当てだったのね!?」とメイド服着たゆーたに叫んでもらいます。サエちゃんも同じデザインの着てたよーって言ったら気持ち悪い位快く了承してくれました。以上です!』
「なんじゃこりゃあああああああああ!!」
メイド服云々がひどすぎますねぇあっはっは! さて、二人が気持ちよく黙ったところでコーナーのおさらい!
普通の質問受け付けます。ふつおたコーナー。
なんでも思いついたらどうぞ、自由枠コーナー。
どんな宣伝でも面白ければOK! CMコーナー
ファンキーな脅迫状待ってます、脅迫状コーナー。
もしもな寸劇、見てみませんか? もしもコーナー。
コメントなくても別にいいや、イチョウさんの名前を決めようコーナー。
1位と2位は誰の手で書かれる!? カカ天ムービーズ・ランキングコーナー。
「ちょっと! 私にも喋らせなさ――」
映画館にカカラジチョーップ!!
「マジで終わりかー!?」
この番組は、団長及び団員募集中のK(カカ天を)O(大いに盛り上げるための)K(カカ天中毒者の)団副々々団長若木瀬と、なんかパチンコ店の提供でお送りしました。なんかラッキーセブン近いんで。
どぅあー、長かったぁ。
あぃ、更新二日も遅れました。いま16連勤とかしてて余裕なかったんです、勘弁してください^^;
あ、ちゃんと元気ですんで大丈夫ですよ。蒸し蒸ししてるとちょっと疲れてるだけでメッチャ寝すぎちゃうんですよねぇ。それで書く暇なくなったわけです。お恥ずかしい。
さてさて内容ですが。感想欄であれだけ頑張られたら載せないわけにはいかないと書いてみましたが、どうだったでしょうか。アレンジが気に入らなかったら遠慮なく仰ってくださいね、書き直しますんで。
あと感想欄といえば。返信できていないのが原因でもあるのですが……感想欄でケンカしないでくださいね。
どんな意見も、意見は意見。私はちゃんと返信しますし(遅れてますが^^;)、私を庇っていただけるのはありがたいのですが、それで感想欄を殺伐とさせたくありません。せっかく面白フシギ空間で愉快になってるんですから笑
万人ウケする書き方でやってませんから、否定的な意見も当然です。もしそれを不当に思ってくださるなら、そっちに噛み付くよりも、愉快な感想書いてる人に突っ込んでください。
そしてもっと愉快にしちゃってくださいな。
私としては、そっちのが嬉しいです^^
さて、節目を前にかしこまった話しちゃいましたが。気を取り直して次は776話。
775話と777話の間。狭間。隙間。
つまり隙間の話です。
あ、スキマ妖怪とか関係ないよ?笑