カカの天下700「第二十四回、カカラジ!」
「皆さん、こんカカ! 一応カカラジとしては新年あけましておめでとうなんだけどもうすぐ二月なのに今更? って感じがすんごく強くてコレ言っていいのか悪いのかワカリマセーンなんでエセ外人風味にワカリマセーンと言ってしまったのかもワカリマセーンなんて今回も冒頭の長文挨拶だけはノリよくいくぜぇイェーイってな感じの香加です!」
「はい、いつもどおり普通に挨拶であけましておめでとう、な留です」
今更そんな挨拶できるかって感じの作者です。
「む、ノリ悪いね。そりゃあんたは一月一日から書いてるから挨拶は済んでるだろうけどさ」
この番組はネット小説『カカの天下』を盛り上げるため、ぶっちゃけトークや作者の本音を交えながら読者さんの投稿で遊ぶラジオ的お話です。ここにいる留と香加はカタカナなやつらの分身であり、本編と直接関係はないのでお気をつけください。
「無視した無視したー! 留兄、どう思う?」
「ん、ああ。今日の冒頭、またもしも話ないけどいいのかな?」
「……留兄まで私の話を聞いてない」
「や、悪い。僕も別人とはいえ本編とシンクロしてるからさ、トメが元気ないと僕も元気ないんだよ。一応それなりに回復はしたけど」
今後の展開は、その辺り――トメの過去を中心に展開していくかもしれませんね。
「しれません、という辺りが作者らしいな」
「どうせ気分で変わるから、断言できないんでしょ」
あいあいどうせその通りですよ。それとですね、もしも話のほうですが……前回、まとめて一度にやると書きましたね? そんなわけで今回のカカラジは『もしも』特集! 一番最後にメインとして、溜まった分をどばーっと書きまくろうと思います。
「あ、今日やっちゃうんだ」
けっして、さっき前回のカカラジを読み返して「あ、ヤベ。やるの忘れてた」とか思って急遽やろうと思ったわけではありません。ええ、そんなことはありません。
「あんたわかりやすいな」
さて、そんなわけで今回は他のコーナーの枠を狭めます。CMは一回、脅迫状も一回、ネタも一回。ふつおたはいくつかやりまーす。
「忙しないなー」
あと重大発表もございますのでお見逃しなく。それではCMへ。
最近世間を騒がせているモノ。
人から人へと感染し、瞬く間に広がった恐るべしモノ!!
それは――でゅみゅみゅみゅう!!
発生場所、感染方法、原因の一切が不明。
全てが謎に包まれていると言っても過言ではないこの言葉。
しかし! その言葉に遂にワクチンが開発された。
それこそ――でゅみゅにゃ!!
カカ天的研医である”霧久さん”が開発したこの言葉。
服用方法(発音)に少々難があるものの、一部の地域では、でゅみゅみゅみゅうに処方される唯一のワクチンとして期待されているような気がする。
そこの君も、今すぐでゅみゅにゃ!
二百円で駄菓子屋で売ってます。
CMがあけて。
「えー、今のは『三日月』さんからいただきました」
そして投稿者の方からメッセージが届いております。
『霧久さん、唐突かつ勝手にお名前及び言葉の使用をしてしまい、申し訳ありません。この言葉を見たときにどうしてもコレを書きたくなってしまいまして。勝手とは思いましたが拝借させていただきました。ご気分を害されたようでしたら、心からお詫びいたします』
だ、そうです。
「どういう意味か、わからない読者さんもいるんじゃないかな?」
「それもそうだな。じゃあ僕が説明を……簡単に言えば、感想欄の常連組のコラボだな、えっと」
そうそう。なんだかよくわからないうちにカカ天の感想欄が読者同士の交流場と化しつつあるんですよね。今回のは本人に許可をとっていないのでどうしようかと思いましたが、これがまた交流に繋がるきっかけになればいいかなーと思って載せちゃいました。霧久様、もし気分を害されましたらすぐにご連絡を。即編集し、三日月さんともども謝罪します。
「説明とられた……元気出さないとな、うん」
「気分を害したら確かに大変だけど、でもその人ってカカ天読んでる人なんだよね? んじゃこんくらいのこと気にしないんじゃないかな」
「そりゃおまえくらい図太ければ『おもしろけりゃオッケ』で気にならないだろうが……世の中いろいろな人がいるから、一応な」
あい、前に載せた旅行者さんのといい、冒険が好きな作者でごめんなさい。
「さてさて、それじゃふつおたにいこうか」
あい、カカ読んで。
「あいさー。えー、カカラジネーム『サエ+跳び箱=萌』さんからいただきました。あんたわかってるね!! あんたわかってるよ!! サエちゃん跳べないんだよね、絶対跳び箱の途中でお尻打つよね、それで跳び箱の真ん中辺りに乗っかって『んしょ、んしょ』とか言いながら前にずりずり進んで降りようとするんだよね! 魅惑のブルマと細い腿肉が揺れるよグッジョブ!!」
「はよ読めや」
腿肉てあんたね……
「はいはい慌てないの。えっと、『トメの趣味について話していた話があったのですけど、釣りって趣味じゃないのですか?』 だってさ」
「あー、釣りしたことあったな。かなり最初のころだけど」
どうなの留君や。
「え、だってそんなに行かないし。年に一回行くかどうかわからないものを趣味と呼んでいいものか……」
そうだねぇ。趣味って常日頃から楽しむもんってイメージあるしねぇ。サーフィンとかスノボとか、季節限定とかのもあるけど。
「あれ、でも留兄ってスキーできるんじゃなかったっけ?」
「そこそこは。でもそれもあんまり行かないし」
「むぅ、だよね。だから私もなかなか上達しないんだし」
サユカちゃんはそこそこ得意らしいですけどねーって覚えてるかなー読者さん、昔にこんな会話あったの。
「ともかく、趣味ってほどではない! 以上! 次」
「はいはい、えー『サイボーグ』さんからいただきました。特に指定はありませんが、ふつおたとして読ませていただきます」
どんとこい。
「えー、『うがい&手洗い大事』だそうです」
「普通にも程がある」
だって普通のお便りでふつおただし。
「や、それにしてもさぁ……確かに大事だけどさぁ」
だってメッセージでいただいたんですもん。大事なことですもん。発表せねばなるまい?
「そう、なの、か? まぁ、いいけどさ」
「じゃ次読むよー。えと、また『三日月』さんからいただきました」
「この人多いなー」
だって投稿数が半端じゃないもん。さぁ読むがいい!
「んとね、『これはタケダですか?』と」
「どれだよ」
「それから『いいえ、マケダです』だって」
「勝手に完結かよ」
質問でもなんでもありませんな。まぁ『普通のおたより』なわけで、特に質問という枠じゃないのは確かなんですが。
「あ、でもこれは質問だよ。カカラジネーム『我こそ糖分王なり』さんからいただきました。糖分……こいつ甘いの?」
「や、この人が糖分大好きなだけだと思う」
多分ね。さ、続きは?
「んー『ルシカさんが、1話から700話までの間に一番大きく変化したなー、と思うキャラは誰ですか?』だってさ。どうなのよ」
そうですねぇ……
見るからに変化していったのは、やはり姉。
「なるほど……最初からなんでもアリなキャラではあったが……」
「今じゃすっかり、誰がどっからどう見てもバケモノだからね」
次々と正体が明かされていった、という形をとってはいますが、まさか破天荒なだけなおねーさんが、花火に打ち上げられても平気で動物と意思疎通をして電車と並走して壁を走って悪魔人形と激戦を繰り広げるまでになるとは……作者自身も予想していませんでした。
「ノリで書いてたのが丸わかりだな」
それで楽しんでもらえればいいんです! もしくは私が楽しければいいんです!
「さすがは私の創造主。私っぽい考え方だ」
はいはいどうも。あと……カカサエサユカはもちろん変化しましたね。カカは成長して少しずつ周りが見えるようになってきて、サエちゃんは黒くなってきて、サユカちゃんはエロくなってきました(ここ重要)。
「おお、私だけまともだ!」
あとカカはもっと変になりました。
「ちょっと! 成長したんじゃなかったの!?」
少しばかり周りが見えようが、変なものは変なんです。
「正論だ、諦めろ」
「うう……」
「で、僕は?」
トメはまったく変わらんね、うん。少しは成長したのかもしれないけど、結局は恋愛の進展は皆無だし、結局はずっとツッコミだし、結局はパッしないし。
「むう……言い返せない」
「はい、留兄もトメ兄もこれから頑張れーってことで最後のおたより。カカラジネーム『(たぶん)林檎なトマトです?』さんからいただきました」
「色々と何がどっちさ」
「わかりません。えーと『お仕事とか大変でしょうが頑張って更新して下さい。さもないとカカちゃんをお持ち帰りして小説書けなくしちゃうぞ(笑)』だそうだよ作者」
お持ち帰られたら困りまくりますな……あい、頑張ります。
「でもこれ脅迫状じゃないのか?」
「どこが」
あい、普通の応援ですな。ありがたく頂戴します!
「そんなわけでふつおたコーナーは終了、脅迫状コーナーに参ります」
「今回選ばれた脅迫状は……これ!!」
『〜脅迫状〜
この脅迫状はルシカさん宛てにでも、カカ天の誰宛てでもありません!!
ななな、なんと!
カカ天読者の皆様への脅迫状です!!
自称奇人変人の皆様!
貴方達を僕こと『三日月』は脅迫します!!
脅迫内容は……
”カカ天企画に参加し、ルシカさんを忙殺&カカラジを大いに盛り上げろ”
……です!!
もしも、ルシカさんがぴんぴんしてたり。
もしくは盛り上がらなかったら、ルシカさんの身が色々大変なことになるかもですよ!?
……え? ルシカさんを過労死させる気かって?
ふふふ! この脅迫の真の内容を御教えしましょう!!
ぶっちゃけ、面白そうだから。
じゃあ、皆さん!
張り切って脅迫されてくださいね〜♪』
脅迫が明けて。
「CMが明けて、と違って違和感あるなそれ」
「脅迫でしょ? 明けてっていうより開けてって感じだよね。『開けて! 開けて! ここから出してよサエすけ!!』みたいな」
なんで例がサエちゃんに閉じ込められるサユカちゃん?
「似合うからだろ」
「そそ。目を瞑るだけで情景が浮かんでくる……檻の中に閉じ込められるサユカン……なぜか裸……サエちゃんの隣にはもちろん私、というかカカが……」
なにされるんだか期待大ですね、今度書きましょう。
「作者ってさぁ……作者ってさぁ……」
なんだね留君、言いたいことがあるなら黙ってなさい。
「じゃ言わせてもら――ダメなの!?」
巻いてるの。ささ、脅迫状も終わったことだし、CMの代わりにネタを一発!
これは去年、クリスマス話までの数日間をお休みしたときに送られてきた、ある読者さんの日記です……本人曰く『冬休みの宿題の日記』であります。前回のカカラジでは紹介する枠がありませんでしたので、少し遅れて今回に載せさせていただきました。
それでは、一読者、『ケイ』さんによる日記に私がコメントを後付けしたものをご紹介いたします。
12月17日(水)
間違えてカカ天の更新を待ち続ける。
思い出したときショックをうける。
――作者です。日課を潰して申し訳ありません。
12月18日(木)
軽く脱水症状と同じような症状が出る。
カカ天成分不足だと診断。
――作者です。診断した医者連れてこい。
12月19日(金)
今年一年の漢字を知る(遅い)
まさにカカの年だと思い嬉しくなる(悲しい奴)
――作者です。このときの今年、つまりは去年の漢字は『変』ですね……思えばそれをネタに一つくらい話を書けばよかった。
12月20日(土)
禁断症状がでる。
カカ天の読み返しで抑える。
――作者です。もっと読め。
12月21日(日)
夢の中にタケダが出てくる。
なぜカカ天主要メンバーが出てこないのか嘆く。
とりあえずタケダの息の根を止める。
――作者です。そう、その夢を見せたのは私だ、ふははは。
12月22日(月)
夢の中で殺ったはずのタケダが復活して増殖(分身ではない)してワラワラとやってきた。
うなされる。
――作者です。病院行け。
12月23日(火)
ケイ(故)
死亡推定時刻 07:11
死因 カカ天成分不足により死亡。
――作者です。人殺しです。人をも殺せる私の作品、すごくね?
その後カカ天が更新されるとカカ天レーダーが察知し自己蘇生。
ハイテンションにつき手が付けられない状態になる。
――作者です。ちっ。
こんなところですね。
「作者……あんたひでぇな」
大丈夫、カカ天読者は基本的に心が広いので、これだけ書いても快く許してくれるか、更なるネタで対抗してくれるか、のどっちかです、きっと。
「だったらいいけどな……」
「最後の『ちっ』って何が言いたかったの?」
初めて文章で人を殺せたと思ったのに。
「…………」
え、だって、できたらすごくない? きっと新聞にも載るよ?
「冗談だよね」
当然です。出過ぎたことばかり言って申し訳ありませんでした。心底謝罪いたします。
「よろしい。まったく……カカ天の読者さんは寛容な人ばっかりなせいで、作者も調子に乗ってしまうから困る」
「もっと調子に乗っていいって意見もあるくらいだしね」
色々と考えながらやらせていただきます……さて!! このあたりでいよいよ本日のメインイベント! もしも話の大連発に行こうと思います!
「作者、仕事」
はい! これはもう大仕事で――
「そうじゃなくて。仕事、電話きてるよ?」
……今日は、お昼の営業だけだったはずでは?
「人足りないから出てくれってさ」
……えー、はい。マジ話です……いま呼び出しがありまして、最後まで書けそうにありません……
「ていうか、短くまとめるとか言ってたけどさ」
「気がついたらすでにいつものカカラジ的長さに達してるよな」
むう、なんだかんだでメッセージ溜まってたし、ツッコミどころも色々あったからなぁ……というわけで、カカラジ初、後編に続く、ということで行こうと思います!
もしもシリーズ大連発、さらには重大発表、さらにさらに投票企画も発表しようと思いますので、明日の放送もお楽しみにしててくださいなー!!
「ではでは、ひとまずカカばい!」
「チョップも明日やるからねー!」
それでは、後半へと続く!!
と、いうわけで。
明日に続きます!
もしもシリーズで埋め尽くすつもりがその前に書きすぎた笑 まぁ、少しでも読者さんの声に応えたってことでよしとしましょう! して、いいですよね?^^;
あと、ラジオに登場した投稿者の皆さん、もし不快に思われることありましたら遠慮なく言ってくださいね^^
さてさて、明日はもしも三昧だ! カオスな内容もあるから覚悟してくださいね!!